でんせんせいなんぞくしゅ(みずいぼ)

伝染性軟属腫(水いぼ)

直径数mm程度の、丸くて中央にくぼみのあるツヤツヤした柔らかいイボが皮膚にできる病気

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10人の医師がチェック 91回の改訂 最終更新: 2017.04.05

伝染性軟属腫(水いぼ)の基礎知識

伝染性軟属腫(水いぼ)について

  • 直径数mm程度の柔らかいイボが皮膚にできる病気
  • 伝染性軟属腫ウイルス様々な病気の原因となる病原体の一つ。細菌とは別物であり、抗菌薬は無効である(ポックスウイルス属)の感染が原因
    • 感染力はそれほど強くない
    • 皮膚のごく小さな傷や毛包から皮膚同士の接触やタオルなどを介して感染する
  • 水いぼとも呼ばれている
  • 幼児や学童に多く、5-10%の小児でみられる
  • アトピー性皮膚炎など皮膚のバリア機能が低下している人によくみられる
  • 感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称として、成人の陰部にみられることもある
  • 免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患不全のある児では感染の危険性が高く、重症になりやすい

伝染性軟属腫(水いぼ)の症状

  • 直径1mmから10mm程度の、丸くて中央にくぼみのあるツヤツヤした柔らかいイボが皮膚にできる
    • お腹や背中、手足に多く、顔面には少ない
    • ほとんどの場合、かゆみや痛みはない
    • 白くてどろっとした液体が含まれている
      ・イボをかいたりして内容物に触れた手で、他の部位の皮膚を触れることで広がっていく
  • 潜伏期間感染症において、病原体に感染してから症状が発症するまでの期間は2週間から数ヶ月
  • 6か月から2-3年で自然に消える
  • 特に学校の登校禁止等を定めた法律はない
    • 水を介した感染流行も起こらないのでプールに入ることは問題ない
    • タオルの共用は感染を広める可能性があるので注意が必要

伝染性軟属腫(水いぼ)の検査・診断

  • 特徴的な皮膚の症状から診断する
    • 内容物をつまみ出して内容物を確認することが診断・治療を兼ねている

伝染性軟属腫(水いぼ)の治療法

  • 自然に治るものであり症状もないことが多いこと、治療後も再発する可能性が高いことなどから、治療の必要性については議論が分かれる

  • 治療する場合、一つ一つのイボをつぶしていく必要がある
    • 特殊なピンセットでとる
      ・正常な皮膚を傷つけない限り、ほとんど痛みは伴わない
      ・処置前に痛みを緩和するテープを使用することもある
    • 硝酸銀でやく
      ・完治は期待できず、消失までに2週間ほどかかる
    • 液体窒素でやく
      ・痛みを伴う
    • 漢方薬をのむ
      免疫病原体に対する体の防御システム。何かのきっかけで、免疫が過剰反応している状態がアレルギーで、免疫が自分自身の体を攻撃してしまうのが自己免疫疾患向上目的で使用されることがある
  • 症状がある期間は、感染拡大を予防するために以下の点に注意する
    • アトピー性皮膚炎患者ではスキンケアを徹底する
    • 傷口を保護する
    • 爪を短く切る
    • 皮膚を清潔に保つ
    • タオルは共有しない
    • ビート板や浮き輪は自分のものを使う
    • プールやお風呂の水を介して感染することはない(ただしプールなどでは皮膚の接触が増えるため、直接感染する可能性は高くなる)
    • 衣類やタオルは熱湯消毒が有効

伝染性軟属腫(水いぼ)のタグ

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