たいべんきゅういんしょうこうぐん
胎便吸引症候群
胎児が分娩前に胎便を羊水中に排泄し、それを出生時に吸い込んで呼吸困難を起こした状態
5人の医師がチェック 59回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 胎便吸引症候群についての医師コメント

胎盤吸引症候群は胎内で何らかの低酸素(ストレス)がかかったときに失禁のような形で排便してしまうことが原因で起こります。生まれてきた赤ちゃんは最初にしっかり泣いて肺を広げることで、自分の呼吸を確立します。しかし胎便を吸い込んでいると、胎便が詰まったところの肺はしっかり広がりません。そればかりか、胎便で詰まったところに入るべき空気は、すでに開いている肺の方へ流れ込むため、いい方の肺も破れてしまうことがあります(気胸)。また肺は広がるのにサーファクタントという成分が必要なのですが、これは胎便に触れると十分に機能できなくて、肺が広がれないと言うこともあります。
治療としては気管挿管して呼吸を補助してあげながら、胎便がなくなる(吸引できたり一部は吸収されます)のを待ちます。サーファクタントが不足している時はサーファクタントの補充も行います。


匿名協力医師
病気や薬の豆知識
2015.10.09