じんせいこついえいようしょう(とうせきこつしょう)
腎性骨異栄養症(透析骨症)
慢性腎臓病が原因でおこる骨の代謝異常
4人の医師がチェック 104回の改訂 最終更新: 2018.08.08

腎性骨異栄養症(透析骨症)の基礎知識

POINT 腎性骨異栄養症(透析骨症)とは

慢性腎臓病が原因で起こる骨の代謝異常のことです。具体的にはカルシウムやリンなどの電解質のバランスが崩れたり、ビタミンDという物質の効果が弱くなって骨が脆くなります。透析患者さんで特に影響が強く出るので、透析骨症と呼ばれることもあります。骨が弱くなることによって、関節の痛みや骨の変形、骨折の危険性の上昇などの影響が現れます。血液検査やレントゲン検査、骨密度検査などを行い程度が調べられます。崩れた電解質のバランスを整えるために食事療法や薬物療法で治療を行います。腎性骨異栄養症を予防するために、慢性腎臓病と言われている人は定期的に骨に関わる電解質を調べておく必要があるので、かかりつけの内科や腎臓内科で相談しみてください。

腎性骨異栄養症(透析骨症)について

  • 慢性腎臓病が原因でおこる骨の代謝異常
    • 腎不全により血液中のカルシウムやリンの濃度に異常が生じる
    • それによって、骨の吸収、形成などの代謝異常が起こる
  • 透析患者では症状が強く出ることが多く、透析骨症とも呼ばれる

腎性骨異栄養症(透析骨症)の症状

  • 骨が脆くなることによる症状がでる
    • 骨や関節の痛み
    • 骨折
    • 骨の変形

腎性骨異栄養症(透析骨症)の検査・診断

  • 血液検査:カルシウムやリンの濃度などを調べる
  • レントゲンX線写真)検査
  • 骨密度検査

腎性骨異栄養症(透析骨症)の治療法

  • 血液中の電解質のバランスを正常にするのが治療の目標
    • リン、カルシウムのバランスを維持する
    • その上で副甲状腺ホルモンの値もコントロールする
  • 主な治療法
    • 食事療法
    • リンやカルシウムの吸着薬
    • ビタミンD など

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