ごうししょう

合指症

生まれつき、隣り合った指の一部または全てがくっついてしまっている状態

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6人の医師がチェック 96回の改訂 最終更新: 2016.08.16

合指症の基礎知識

合指症について

  • 生まれつき、隣り合った指の一部または全てがくっついてしまっている状態
  • 一般に胎児の手は、お腹の中で最初は1つにくっついており、その一部に裂け目が生じることにより手指ができる
    • その分離が不十分な場合に、合指症が生じる
  • 人口1000~2000人に1人の割合で発症症状や病気が発生する、または発生し始めることする
  • 手では、中指と環指(薬指)がくっついていることが多い
  • 足の指では、親指から数えて2番目と3番目の間に多い
  • 皮膚性合指と骨性合指にわけられる
    • 皮膚性合指:皮膚と筋肉だけがくっついている
    • 骨性合指:骨までくっついている

合指症の症状

  • 指が合わさってしまうことによる指の不自由
    • 特にものをつかみにくい

合指症の検査・診断

  • レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査X線X線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査写真)検査:指の軟部組織や骨の形を調べる
  • 他に生まれつきに持っている異常がないか調べることも重要

合指症の治療法

  • 子どもの手の手術をやっている専門科(形成外科や小児外科など)を受診し、手術ができるかどうか、また手術を行う時期について相談する
  • 合わさった指の分離および指の間の植皮術を行う
    • 植皮には鼠径部、くるぶしの外側、足の裏の皮膚を使用することが多い
    • 植皮を行った場合には、原則としてギプス固定は1週間、その後リハビリテーションを開始する
  • 腱移行(指の筋肉の腱を手術でつなぎなおすこと)や、関節を作る必要がある場合には2~3週間のギプス固定を行う
  • 皮膚の欠損範囲が大きく、術後に手指が拘縮関節の周りの筋肉や靭帯などが硬くなることによって、関節が動きにくくなった状態する可能性が高い場合には、装具の装着を6か月程度継続する