じゅつごこうもんしょうがい
術後肛門障害
肛門の手術の後に起こるさまざまな障害
4人の医師がチェック 84回の改訂 最終更新: 2018.08.21

術後肛門障害の基礎知識

POINT 術後肛門障害とは

肛門の手術の後に起こるさまざまな障害を術後肛門障害といいます。痔や痔瘻の手術の後に多いとされています。直腸が肛門から飛び出してしまったり肛門が狭くなったり肛門が閉まらなくなったりとその症状はさまざまです。状態によって手術を行ったり薬で治療が行なわれますが、肛門を締める運動などによって改善することもあります。肛門の手術を受けた後に便の出にくさや失禁などが起こっている場合は肛門に障害が起こっている可能性があります。まずは手術受けた外科で相談してみてください。

術後肛門障害について

  • 肛門の手術の後に起こるさまざまな障害
    • 痔や痔瘻の手術の後に多い
  • 手術をしてから数年から10年ほど経過してから発症することがある
  • 代表的な障害の例
    • 直腸脱
    • 術後肛門狭窄:肛門が狭くなってしまう
    • 術後肛門括約筋不全:肛門を締める筋肉がしっかり閉まらなくなる
    • を伴うような感染が起こる

術後肛門障害の症状

  • 出血
  • 肛門が狭くなる
  • 肛門から粘膜が出てくる
  • 肛門が緩くなり、便が漏れる

術後肛門障害の検査・診断

  • 症状と過去の手術歴から診断する

術後肛門障害の治療法

  • 原因に合わせて手術を行う必要がある
    • 再手術
    • 抗菌薬抗生物質)を投与する

術後肛門障害のタグ

術後肛門障害に関わるからだの部位