しゅしかんせつじんたいそんしょう
手指関節靭帯損傷
手や指の骨と骨を結ぶ靭帯が傷ついた状態のこと
4人の医師がチェック 83回の改訂 最終更新: 2017.12.06

手指関節靭帯損傷の基礎知識

手指関節靭帯損傷について

  • 手や指の骨と骨を結ぶ靭帯が傷ついた状態のこと
    • 指がぶつかる、引き延ばされるといった外傷により、靭帯が損傷する
    • 靭帯と一緒に骨が引きはがされて骨折を伴う場合がある
  • 指への強い外力がかかるスポーツや重労働が主な原因
  • 親指や、人差し指におこることが特に多い
  • 男性に多い
  • 靭帯が切れてしまったか、一部がつながっているかによって、完全損傷と不全損傷の2つに分けられる

手指関節靭帯損傷の症状

  • 主な症状
    • 指の痛み
    • 腫れて紫色になる
    • 熱を持つ
  • 完全損傷の場合、関節が本来曲がらない方向に曲がったりずれたりすることがある

手指関節靭帯損傷の検査・診断

  • 画像検査:骨や靭帯の状態を調べる
    • レントゲン
    • CT
    • MRI

手指関節靭帯損傷の治療法

  • 保存療法
    • 不全損傷で、損傷の程度も軽ければ、手指を固定して、安静にする
  • 手術
    • 靭帯縫合術:靭帯をつなぎ合わせる
  • 突き指をした場合は引っ張らないようにする
  • 手や指をぶつけた場合は安静にして冷やすことが重要

手指関節靭帯損傷の経過と病院探しのポイント

手指関節靭帯損傷が心配な方

靭帯は、骨と骨をつないでずれないようにする働きを担っています。これが切れてしまうと関節が不安定になってしまうため、手術で靱帯を繋ぎ直す必要があります。

ケガを負って指が大きく腫れている場合には、まずは整形外科のクリニックや、お近くの救急外来を受診されることをお勧めします。受診先として、総合病院の救急外来は相対的に待ち時間が少ないというメリットもある一方で、専門の整形外科医ではなく広く浅く診察をする救急医が初期対応に当たることになります(日中は救急外来が開いていないこともあります)。総合病院の整形外科外来は、飛び込みで受診するには患者数が多く(待ち時間が長く)、また診療情報提供書(紹介状)を持っていないと受診ができなかったり、追加料金が必要となったりします。

実際に手指関節靭帯が断裂してしまっている場合には少なくとも指の固定が必要ですし、もし重要な靱帯が完全に切れてしまっている場合には手術を行います。最初に受診した医療機関で手術の必要性を判断し、もし必要ありということになれば近くでそのような処置を行っている病院を紹介してくれます。まずは近くの整形外科医を受診して判断を仰ぐのが良いでしょう。

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手指関節靭帯損傷でお困りの方

診断の結果が手指関節の靭帯損傷だった場合、多くの場合は添え木で固定して治療を行います。しかし、靱帯が完全に切れてしまっていて手に不自由が生じている場合にはこれを縫い合わせる手術が必要です。これには一般の整形外科医ではなく、「手の外科」という分野を専門としている医師が適しています。筋肉や骨、腱の処置を専門とするのが整形外科医ですが、手の手術にはより繊細で特別なスキルを要するために手外科専門医という認定資格が設けられています。

手術の後には手に添え木を当てて指の動かせる範囲を固定する期間と、リハビリテーションを行う期間があります。そこでは作業療法士や理学療法士といったリハビリテーションの専門家と連携しながら進めていくことになります。患者さん一人あたりのスタッフ数や、リハビリ設備(リハビリ室や器具)の充実度といったところも病院を探す上で参考になるところです。

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