しつがいなんこつなんかしょう
膝蓋軟骨軟化症
膝のお皿(膝蓋骨)の裏側にある軟骨が変形する病気。主にスポーツのやり過ぎで起こる。サポーターを装着するなどして対応する
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最終更新: 2022.03.22
膝蓋軟骨軟化症の基礎知識
POINT 膝蓋軟骨軟化症とは
膝蓋骨はひざの「お皿」の部分のことです。膝蓋骨の一部は軟骨であり、この軟骨が変形する病気を膝蓋軟骨軟化症と言います。スポーツによる激しい負担が主な原因で、主な症状は膝の痛みや脱力、引っかかった感じなどです。膝蓋骨軟化症が疑われる人には、レントゲン検査やCT検査、MRI検査によって診断が行われます。 サポーターを付けて安静にすることが治療として行われ、安静にしている間は薬で痛みを抑えます。膝蓋軟骨軟化症が心配な人は整形外科を受診してください。
膝蓋軟骨軟化症について
- 膝のお皿(膝蓋骨)の裏側の
軟骨 が変形する病気 - 膝蓋骨と太ももの骨がぶつかり合うことで、過剰な負荷がかかるため起こる
- 成長期に起こりやすいスポーツ障害のひとつ
- 主な原因
- スポーツ
- 交通事故
- 10代の女児に多い
膝蓋軟骨軟化症の症状
- 膝の痛み
- 急な膝の脱力
- 膝の引っかかり:膝を動かすと、コキコキ音がする
- 膝蓋骨が脱臼する場合もある
膝蓋軟骨軟化症の検査・診断
- 画像検査:膝のお皿(膝蓋骨)の裏側の
軟骨 が変形していないかなどを調べるレントゲン 検査CT 検査MRI 検査
膝蓋軟骨軟化症の治療法
- 主な治療
保存療法 :サポーターや装具を着けて安静にする- リハビリテーション:ストレッチや膝周りの筋肉を強化する
- 薬物療法:
NSAIDs で痛みを抑える
- 予防、再発予防方法
- 運動を行う際には、サポーターをつけたり、ストレッチを十分に行うことで予防できる
膝蓋軟骨軟化症のタグ
膝蓋軟骨軟化症に関わるからだの部位
