あきれすけんえん、あきれすけんしゅういえん
アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎
アキレス腱やその周りに炎症が起こった状態。
8人の医師がチェック 92回の改訂 最終更新: 2022.03.11

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎の基礎知識

POINT アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎とは

アキレス腱やアキレス腱の周りに炎症が起こった状態です。運動のしすぎが主な原因です。アキレス腱炎が起こるとアキレス腱(かかととふくらはぎの間)が腫れて痛みがでます。症状が重くなると、足首を動かすことも難しくなります。診察やレントゲン検査、超音波検査、MRI検査を用いて診断を行いますが、重症ではない場合は、検査を省略することもあります。アキレス腱炎の治療法は安静が有効で、症状を抑えるために鎮痛剤や湿布薬を使うこともあります。アキレス腱炎が心配な人は整形外科を受診してください。

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎について

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎の症状

  • かかととふくらはぎの間が腫れて痛みがでる
    • アキレス腱を伸ばすと痛みが強くなる
    • 症状がひどくなると、足首を動かしづらくなる
  • アキレス腱周囲炎では足首を動かすと、きしんでこすれるような感覚がでることがある

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎の検査・診断

  • レントゲン
    • レントゲンのみではしっかりとした診断がつかないことも多い
    • 石灰沈着(アキレス腱の一部が硬くなっている)のような場合には分かることがある
  • 超音波検査
    • 腱の周囲に炎症があるかを調べる
  • MRI:腱の周囲に炎症があることかを調べる
    • 変性の程度なども含めて詳しく調べることができる

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎の治療法

  • 保存治療
    • 安静が最も重要
    • 湿布や痛み止めの内服も有効
    • 足首を伸ばさないように、踵の高い靴を履くと痛みを抑えることができる
  • 予防や再発予防の方法
    • 扁平足がある場合は足の中敷きを入れてアキレス腱への負担を減らす
    • 運動前後のストレッチと運動後のアイシングが重要
  • まれではあるが、慢性的炎症が起こる場合は手術を行うこともある

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎の経過と病院探しのポイント

アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎が心配な方

アキレス腱炎アキレス腱周囲炎では、アキレス腱の部位の痛みが特徴です。症状があってご自身がアキレス腱炎、もしくはアキレス腱周囲炎でないかとご心配な方は、まず一度整形外科のクリニックを受診されることをお勧めします。入院や特別な検査が必要となる病気ではないので、総合病院や専門性の高い病院を選んで受診する必要はありません。

アキレス腱炎アキレス腱周囲炎の診断は問診と診察で行います。疲労骨折や剥離骨折といった、運動によって生じる骨折ではないことを確認するためにレントゲン検査を行ったり、周囲の炎症を確認するために超音波検査を行ったりすることもあります。

整形外科のクリニックであればほとんどのところにレントゲンの設備がありますので、診断のために特別な病院を選択しなければならない、ということはありません。しばらくたっても治りが悪かったり、極端に腫れが強い場合にはMRI検査を行うこともありますが、それはむしろ珍しいケースです。

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アキレス腱炎、アキレス腱周囲炎でお困りの方

アキレス腱炎アキレス腱周囲炎の治療は、原則的に安静と対症療法です。運動を続けているといつまでも治らないため、部活動やトレーニングは一時的に中断するか、アキレス腱に負担のかからないものに限定する必要があります。

通常は、手術が必要であったり、大学病院でないと行えないような特殊な治療があったりする病気ではありません。すぐに治ってしまえば良いのですが、スポーツが原因でなったアキレス腱炎アキレス腱周囲炎の場合には、運動に復帰すると再発するリスクがあります。その意味では、定期的に通えるという意味で、主治医との相性や病院の通いやすさも重要な要素です。

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