でんせんせいたんかくきゅうしょう
伝染性単核球症
EBウイルスなどのウイルスに感染することが原因で起こる病気。小さいころには感染せずに思春期以降になって初めて感染した場合に多い
21人の医師がチェック 275回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 伝染性単核球症についての医師コメント

咽頭痛と発熱を主訴に耳鼻咽喉科に受診される若い患者さんに対して、常に注意しておくべき病気がEBウイルス(EBV)による伝染性単核球症です。20代前後の患者さんで、今までに扁桃炎にかかったことがないのに扁桃腺がかなり赤く腫れ上がっていたり、扁桃腺全体が白くなっていたりする場合は、伝染性単核球症を疑い、必ず肝機能を確認します。通常のウイルス肝炎より胆道系酵素が上昇しているのがEBV の肝障害の特徴とも言われています。採血で肝酵素が異常に高い場合は、全身の倦怠感が強く出る場合もあるため、入院し点滴と安静を保つことが望ましいと考えています。咽頭痛が強く口から飲み物や食べ物が摂取しにくい場合も入院や外来での点滴をしたほうがよいです。ウイルス性の感染なので、通常は抗菌薬は無効で、免疫により制御されるのを待つ必要があります。しかし、細菌性扁桃炎が併発する場合もあるため、状況によって皮疹や肝機能障害を起こしにくい抗菌薬で治療する場合もあります。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.07

伝染性単核球症は、とても診断がつきにくい疾患です。そして仮に診断がついたとしても、特効薬がないという点がもどかしいところでもあります。
「おそらく伝染性単核球症の可能性が高い」と言われて、数週間かけながら、いつの間にか治っているという何ともとらえどころのない疾患なのですが、重症化することは少ないので、あまり心配しすぎる必要はありません。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.11

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