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ガリウムシンチグラフィー
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

検査部位

全身

対象疾患

がんサルコイドーシスなどの炎症性疾患

概要

ガリウムシンチグラフィーは、がん細胞や炎症を起こしている場所で多く取り込まれる薬剤を用いることで、がんやサルコイドーシスなどの炎症性疾患の診断に用いられる検査です。放射線を出す物質(放射性同位体)を使用するので被ばくします。有用な情報を得られる検査ですが、導入している病院は限られており、どこでも受けられる検査ではありません。

メリット

  • 悪性腫瘍の診断や治療効果の評価ができる
  • 炎症性疾患の診断ができる

デメリット

  • 被ばくする

詳細

シンチグラフィーとは、画像診断法の一つです。まず、放射線を出す検査用の薬剤(放射性同位体)を体内に注射します。その後、放射線を検出することで、薬剤の分布を画像上に表すことができます。
ガリウムシンチグラフィーではガリウム67(67Ga)を放射性同位体として用います。ガリウム67はがん細胞や炎症を起こしている場所に多く取り込まれる特徴があります。これにより、がんや炎症性疾患の病気の場所を見つけることができます。より詳しい情報を得るために、CT検査の情報と組み合わせて検査結果を確認することもあります。

検査の流れ

  1. 放射性同位体を含んだ薬剤を静脈から注射する。薬剤は血流に乗ってがん細胞や炎症箇所へ運ばれる
  2. 撮影は2-3日後に核医学検査室にて行う
  3. 検査台に仰向けになる。検査中、身体は動かさないようにする
  4. 検査は15-50分ほどで終了する

検査を受ける際の注意点

  • 検査前は絶食してください。
  • 便に薬剤が集積してしまうと撮影の障害となるので、撮影前日に下剤を服用することがあります。
  • 静脈注射の針を刺すときに少し痛みを感じるかもしれませんが、そのほかに強い痛みを感じることはありません。
  • 検査中、身体は動かさないようにしてください。
  • 体内に入った放射性物質は微量で、時間とともに排出されるため、心配は必要ありません。
  • 妊娠中の場合は原則として行いません。妊娠中、妊娠の可能性がある方は、医師に相談してください。
  • 授乳中の場合は乳児への放射性同位体の移行を防ぐため、しばらく授乳をやめてもらうことがあります。
  • 検査後数時間は妊婦や乳児に接触しないようにしてください。