あたまがいたい
頭が痛い(数日以内)

頭痛体操とストレッチ

筋緊張型頭痛には筋肉の緊張が関係していると考えられています。そのため、軽い運動やストレッチなどで筋肉を緩ませると症状が和らぐことあります。このページでは、頭痛のセルフケアのために考えられた運動を紹介します。

1. 頭痛体操

頭痛体操には筋緊張型頭痛の症状緩和や、片頭痛の予防効果が期待されます。簡単な方法なので、上手に生活に取り入れることで、頭痛の悩みが良くなるかもしれません。

1-1. 首の筋肉をリズミカルにストレッチする

正面を向いて、頭は動かさずに首から下を大きく回します。腕を大きくふることを意識すると良いです。仕事の合間に1分間行うと、首周りの筋肉がストレッチされ、頭痛の予防・改善効果が期待できます。

1-2. 肩の筋肉をストレッチする

両肘を軽く曲げた状態で、肩を大きく回します。前に回す、後ろに回すを両方向、5回ほど行います。頭、首、肩の筋肉はつながっているので、どこかの筋肉がこって緊張してしまうと、全体が張って頭痛につながります。

肩まわりの筋肉をストレッチすることで、頭痛の予防・改善効果が期待できます。

2. ストレッチ

頭痛体操以外にも首や肩の緊張をほぐす方法がいくつかあります。首・肩・胸のストレッチについて説明します。

2-1. 首

  • 両手のひらを使って、アゴを上に押し上げて、首の前を伸ばします。少しきついくらいのところで10秒間キープします
  • 片手で反対側の頭の横を押さえて、首の横を伸ばします。少しきついくらいのところで10秒間キープします
  • 両手を組んだ状態で頭の後ろを押さえて、首の後ろを伸ばします。少しきついくらいのところで10秒間キープします

2-2. 肩

  • 片腕の肘を曲げて、逆の手で肘を斜め下に引いて、肩のあたりと二の腕の筋肉を伸ばします。少しきついくらいのところで10秒間キープします
  • 手首の辺りで、逆の腕を抑えこんで自分の胸に押し当てます。少しきついくらいのところで10秒間キープします

2-3. 胸

  • 背中の後ろで両手を組み、その両手を上にあげ、同時に胸を張ります。少しきついくらいのところで10秒間キープします

3.頭痛体操やストレッチを避けた方が良い状況

効果が期待できる頭痛体操やストレッチですが、避けたほうが望ましい状況があります。

  • 片頭痛の発作
  • 激しい頭痛がある場合
  • 発熱をともなう頭痛がある場合

以上のような状況で頭痛や体操を行うと、症状が悪化してしまう懸念があったり、効果の乏しいものが原因になっている可能性があるので、医療機関で診察をうけてください。