2016.04.14 | ニュース

血中ビタミンB12濃度が低めだと記憶力が低い傾向に

ドイツの軽度認知障害の人100人を調査
from The American journal of clinical nutrition
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ビタミンB12と認知機能の関係について一貫した結論は得られていません。ドイツの研究チームが、低めの血中ビタミンB12濃度と認知機能の低下との関連を検討しました。

◆血中ビタミンB12濃度と記憶力の関連を調査

軽度認知障害MCI)は、認知機能が年相応より低下しているものの、まだ認知症に至っていない認知症の予備群です。研究チームは、50~80歳で物忘れの症状があるMCI患者100人を対象に、血中ビタミンB12濃度と、認知機能のひとつである記憶力との関連を検討しました。

患者の血中ビタミンB12濃度が高いグループと低いグループに分けられました。

記憶力は聴覚性言語記憶テストを実施して評価しました。

 

◆低めの血中ビタミンB12濃度と記憶力の低下に関連

以下の結果が得られました。

血中ビタミンB12濃度が正常低値のMCI患者群では、正常高値のMCI患者群に比べて、学習能力(p=0.014)と再認能力(p=0.008)が、それぞれ有意に低下していた。

血中ビタミンB12濃度が低めのMCIグループは、高めのMCIグループと比べて、ものごとを新しく覚え、思い出す能力がより低下していたという結果でした。

 

研究チームは、「正常範囲で血中ビタミンB12濃度が低いことと記憶力がより低いことには関連がある[...]」と結論しています。

執筆者

中岡ひさ子

参考文献

Variability within mammalian sorbitol dehydrogenases. The primary structure of the human liver enzyme.

Am J Clin Nutr. 2016 Apr.

[PMID: 26912492]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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