2016.03.19 | ニュース

乳がん後のサポートは同僚が要?

乳がん患者692名を調査
from Journal of cancer survivorship : research and practice
乳がん後のサポートは同僚が要?の写真
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乳がん患者は年々増加傾向です。乳がんにより身体面だけでなく、精神面にも大きなダメージを受けます。乳がん後、仕事や職場への考え方や満足度は変化するのかを調査した研究を紹介します。

◆  乳がんが仕事の重要性と満足度に与える影響

乳がんで手術を受け4週間が経過した692 名が対象となりました。対象者の年齢は20〜63歳でした。仕事の重要性や満足度を調査するために2年間に6回のアンケートが繰り返し行われ、統計解析されました。

 

◆同僚のサポートが職業満足度に影響を与えた

以下の結果が得られました。

対象となった女性は2年間に仕事の重要性(m=3.74:標準偏差0.88)(最大5)、職業満足度(m=4.30:標準偏差1.38)(最大6)を高く評価した。計画された化学療法を受けた女性は職業満足度を低く、特に研究参加後4ヶ月で低く評価した(F1.498=8.20:P=0.004)。ベースラインで年齢が高い、身体機能が良い、社会的/精神的な仕事の能力が高いことは、職業満足度の評価に影響を与えた。同僚のサポートは重要な共変量で、職業満足度、仕事の重要性に有意に影響を与えた[…]。

化学療法を選択した女性の仕事の満足度は低くなりました。同僚のサポートは仕事の満足度、仕事の重要性に影響を与えたという結果となりました。

 

乳がんの治療後は身体的にも精神的にもダメージを受けます。同僚のサポートは仕事の満足度に影響があるようです。同僚は仕事をする上で身体的にも精神的にもサポートしてくれる重要な人になるのかもしれません。

執筆者

PT K.S

参考文献

Changes in importance of work and vocational satisfaction during the 2 years after breast cancer surgery and factors associated with this.

J Cancer Surviv. 2015 Dec.

[PMID: 26644189]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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