2016.01.08 | ニュース

心臓病の患者が抱く運動に対する思いとは?

インタビュー調査から
from Psychology, health & medicine
心臓病の患者が抱く運動に対する思いとは?の写真
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狭心症や心筋梗塞は総じて冠動脈疾患と言われます。お薬による治療をはじめとし、食生活や運動習慣を中心とした生活習慣を見直すことが重要と考えられています。今回は、運動療法および運動習慣に対する意識調査を行なった研究を紹介します。

◆22人の冠動脈疾患患者を対象にインタビュー

今回は香港の研究チームが、冠動脈疾患の患者22人を対象にインタビュー方式で調査を行い、回答された内容について分析を行いました。

インタビューは、運動療法に対する意欲や日常の運動習慣について、質問しました。

 

◆運動療法に対しては肯定的な意見が多数

調査の結果から、以下のことが示されました。

回答者のほとんどは、外来での運動療法プログラムに対して肯定的な認識や好感を持ち、それが定期的な運動療法プログラムへの参加や、自宅における運動の実施に繋がっていた。また、仲間、グループダイナミックス(集団力学)、社会的支援、運動習慣に影響する中国文化が、運動習慣を維持するための大きな促進要因として役立っている。

外来の運動療法プログラムに対しては肯定的な意見が多いという結果となりました。

また研究チームは、「仲間や家族の励ましは運動習慣の継続につながる」とも述べており、周囲の人間関係の影響も示唆されました。

 

今回の研究では、元々運動習慣の獲得に対する意欲が高い人が多かった可能性もあります。新たに運動習慣をつけることは大変かもしれません。生活習慣を変えることによって、病気の予防や再発につながることを考えると、少しずつできることから取り組むよう意識を持つことから始めてみるのも良いかもしれません。

執筆者

Toru Kokubo

参考文献

Attitude toward the out-patient cardiac rehabilitation program and facilitators for maintenance of exercise behavior.

Psychol Health Med. 2015 Nov 2.

[PMID: 26610259]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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