◆5年間の追跡調査
234人の警察官の2009年1月~2014年1月までの5年間の職業性ストレスとメタボリックシンドロームの関係について調査しました。評価指標としてBMI、胴周り、中性脂肪、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)、空腹時血糖値を測定しました。
◆高いストレス状態がメタボに関係ある結果に
研究の結果、警察官のうち全体の4分の1のもっとも高いストレス状態にあった人では、全体の4分の1のもっとも低いストレス状態の警察官と比べて、中性脂肪値が高く、HDLコレステロール値が低いという結果でした。
この研究から、仕事のストレスがメタボに関係あるメカニズムは不明ですが、結果としては何かの関係があるのかもしれません。ストレスを最低限にする気にする生活は、少なからず皆さんの健康へいい方向に向かうでしょう。
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参考文献
※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。