2015.12.15 | ニュース

「パートナーが浮気している」と思った若者が取った行動

536人を分析

from Sexually transmitted infections

「パートナーが浮気している」と思った若者が取った行動の写真

性感染は浮気などから発生することがあります。今回の研究では、浮気に関連する要因を検証しました。

◆浮気をした人の特徴は?

今回の研究は、HIV感染症などの性感染症対策のために行われました。ロサンゼルス周辺に住む若年者536人を対象に1年間、4ヶ月ごとにインタビュー調査を行い、浮気をしていることとパートナーが誰かと浮気をしていると思っていることの関係性を検証しました。対象者の平均年齢は23歳、これまでに性関係を持った人数の中央値は9人でした。

 

◆パートナーが浮気していると思っている人は自分も浮気をする?

以下の結果が得られました。

直近でパートナーが浮気をしていると思っている対象者は、より浮気を始める傾向があった(調整していない4ヶ月時の相対リスク4.6、95%信頼区間3.0-7.0、調整済み4ヶ月時点の相対リスク4.0、95%信頼区間2.6-6.1)。

パートナーが浮気をしていると思っている人では、自分もより浮気をするという結果でした。

 

性感染症の中には、HIV感染症など、死に至ることもある怖い病気があります。諸外国と日本の文化は異なるため、この結果が直接当てはまるかはわかりませんが、留意する必要はありそうです。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

Association of perceived partner non-monogamy with prevalent and incident sexual concurrency.

Sex Transm Infect. 2015 Nov 16

[PMID: 26574570]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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