2015.09.29 | ニュース

BMIが高い男性は関節リウマチになりにくい?

スウェーデンの研究チームが462人を分析

from Rheumatology (Oxford, England)

BMIが高い男性は関節リウマチになりにくい? の写真

関節リウマチは、骨の変形や関節の腫れが起きる病気です。今回の研究では、関節リウマチの患者を調査し、過体重や肥満とどのような関連があるか検証しました。

◆体格と関節リウマチの関連性を検証

2つの健康調査から計74,138人の医療記録を用いて、体格指数(BMI体格指数。「体重[kg]÷身長[m]÷身長[m]」で算出される。18.5から25が普通体重とされているが、筋肉量や脂肪率を反映しないため体格の唯一の基準とはできない、体重÷身長の2乗)と関節リウマチの有無を調査し、それらの関連性について検証しました。

 

◆BMIが25kg/m2より大きい人は関節リウマチでない人が多い

以下の結果が得られました。

男性では、健康調査の対象となった時点での過体重や肥満は、両方のコホートにおいて、以後の関節リウマチ発症症状や病気が発生する、または発生し始めることリスクの減少と関連していた(オッズ比0.33、95%信頼区間0.14-0.76とオッズ比0.60、95%信頼区間0.39-0.91)。

男性では、BMIが25kg/m2より大きいと、25kg/m2より小さい人よりもその後関節リウマチを発症した人の割合が小さいという結果でした。女性では、それらの関連は見られませんでした。

 

過体重や肥満関節リウマチが関連していることが示されましたが、その因果関係は不明です。また、そのメカニズムについてもわかっていませんので、偶然その他に関連する要因があり、結果として関連があるように見えているだけかもしれません。今後、そのメカニズムが明らかになれば、その関連性について言及できる可能性があります。

執筆者

Shuhei Fujimoto


参考文献

A high body mass index is associated with reduced risk of rheumatoid arthritis in men, but not in women.

Rheumatology (Oxford). 2015 Sep 8

[PMID: 26350488]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。