2015.09.04 | ニュース

変形性膝関節症の治療に運動療法をすると歩行能力は向上する?

メタ分析により検証
from Clinical rehabilitation
変形性膝関節症の治療に運動療法をすると歩行能力は向上する?の写真
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変形性膝関節症は、長期にわたる膝の摩擦により、膝関節の軟骨がすり減る病気です。痛みなどのため歩きにくくなることがあり、歩けるようにすることが治療の重要な目標になります。この研究では、運動療法の効果を調べました。

◆過去の研究から運動療法の効果を検証

研究の目的は、過去に行われた変形性膝関節症に対する研究の結果から、運動療法の効果を検証することです。

研究グループは、過去の研究結果を集め、そのうちで運動療法(筋力トレーニング、バランス訓練、筋ストレッチ運動、歩行、サイクリング)を行ったグループと運動療法を行わなかったグループを比較し、歩行能力に対する効果を調べました。

 

◆変形性膝関節症患者に対する運動療法は歩行能力を改善する

分析の結果、運動療法を行ったグループにおいて、歩行能力が改善し、6分間歩行距離、歩行時間という指標に改善が見られました。

研究グループは、「変形性膝関節症をもつ個人において、運動療法は、歩行時間、歩行速度を改善することが可能であり、全歩行距離も改善する可能性がある」と述べています。

 

痛みを伴う変形性膝関節症ですが、適切な治療により、歩くことに対する抵抗が減らせるかもしれません。

執筆者

NK

参考文献

Effects of exercise therapy on walking ability in individuals with knee osteoarthritis: A systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials.

Clin Rehabil. 2015

[PMID: 25691583]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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