2015.08.29 | ニュース

変形性膝関節症の手術後のリハビリは自宅でやっても効果がある?

外来リハビリとテレリハビリの効果をランダム化試験で比較
from Journal of rehabilitation medicine
変形性膝関節症の手術後のリハビリは自宅でやっても効果がある?の写真
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遠隔でリハビリを行うテレリハビリという方法があります。変形性膝関節症の手術を受けた後の患者を対象に、テレリハビリで膝の機能を改善する効果の研究が行われました。

◆テレリハビリとは?

テレリハビリとは電話やインターネットなどを使い、遠隔でもセラピストの指導を受けながらリハビリを行える方法です。これにより、外出が困難な患者も自宅にいながらリハビリを行うことができます。

 

◆変形性膝関節症患者142人を対象に分析

この研究は、変形性膝関節症患者142人を対象に、外来に通院してリハビリを行う群とテレリハビリを行う群とにランダムにわけました。リハビリはそれぞれ1日1時間、計10日間の治療を行いました。それぞれの群で膝の動きや筋力、歩く速さ、痛みなど膝の機能を評価しました。

 

◆テレリハビリでリハビリをしても効果がある? 

調査の結果、テレリハビリと外来リハビリともに、リハビリを行う前よりも膝の機能は改善していました。リハビリ3か月後で、多くの評価項目はどちらの群でも違いがありませんでした。テレリハビリの方が膝を伸ばす筋力が改善し、膝を伸ばす関節の動きは、外来リハビリの方が改善していました。

筆者らは、「2週間のテレリハビリプログラムは少なくとも通常のリハビリ程度の効果が得られる」と考察しています。

 

テレリハビリを行える環境が整備され、効果と安全性が確立されれば、退院後のフォローアップとして、テレリハビリが選択肢に加わるかもしれません。

執筆者

com

参考文献

Effectiveness of an interactive virtual telerehabilitation system in patients after total knee arthoplasty: a randomized controlled trial.

J Rehabil Med. 2013 Apr

[PMID: 23474735]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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