2015.07.21 | ニュース

下半身レジスタンス・トレーニングで高血糖や脂質代謝異常が改善する!

中国での試験調査から
from Archives of physical medicine and rehabilitation
下半身レジスタンス・トレーニングで高血糖や脂質代謝異常が改善する!の写真
(C) Syda Productions - Fotolia.com

レジスタンス・トレーニングとは、筋肉に一定の負荷をかけて筋力を鍛えるトレーニングです。ダンベルやトレーニング用のゴムチューブ、専用のマシンなどを使います。著者らは高血糖や脂質代謝異常に対する下半身レジスタンス・トレーニングの効果を調べました。その結果、このトレーニングを行った人では、高血糖や脂質代謝が改善されていました。

◆56人を2群にわけて試験

著者らは以下の条件で調査を行いました。

参加者:非高齢者、非糖尿病慢性的脳卒中の被験者(56人)を登録し、無作為に実験集団(28人)と対照集団(28人)に分けた。
介入:下半身レジスタンス・トレーニングは実験集団で週3回を8週間実行した。比較対照集団は期間を一致させてストレッチ運動を行った。

つまりレジスタンス・トレーニングを行う集団と同じ期間ストレッチ運動を行う2群に分け、8週間続けて運動を行いました。最終的に糖尿病に関する各種パラメーターを計測し、2群の差を求めました。

 

◆下半身レジスタンス・トレーニングが空腹時インスリン値やコレステロール値を改善した

以下の結果が得られました。

運動前に34人(60.7%)が高血糖で、38人(67.9%)が脂質代謝異常であった。51人が調査試験を終えた。調査試験終了後、実験集団(26人)の調査項目で、空腹時インスリン値と2時間血糖値、HOMA-IR、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール値と筋力に関し、対照集団(25人)と比較して有意な改善が見られた(P<0.05)。

つまり下半身レジスタンス・トレーニングを行った群で、血糖値やコレステロール値に、改善が見られました。

著者らは「レジスタンス・トレーニングは、非高齢者、非糖尿病、慢性的な機能障害を持つ脳卒中患者に頻繁に見られる高血糖と脂質代謝異常の改善に、重要な役割をもたらすかもしれない」と述べています。

 

レジスタンス・トレーニングとはどんなものか調べてみると、激しい運動かと思いましたが、まだ自分でもやれそうでした。ほかの運動療法と比べてどんな特徴があるかはこの研究では調べられていませんが、人によっては向いているかもしれません。

執筆者

高田

参考文献

Resistance Training Improves Hyperglycemia and Dyslipidemia, Highly Prevalent Among Nonelderly, Nondiabetic, Chronically Disabled Stroke Patients.

Arch Phys Med Rehabil. 2015 Jul

 

[PMID: 25827654 ] http://www.archives-pmr.org/article/S0003-9993(15)00256-7/abstract

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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