2015.06.20 | コラム

日焼け止めの選び方

皮膚科医師からのお勧め
日焼け止めの選び方の写真
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夏に向けて日差しが強くなってきました。日差しを浴びることによる皮膚の老化(シミやシワ)、皮膚ガンのリスクを防ぐには日陰を歩く、帽子をかぶる、長袖を着るといった工夫が欠かせませんが、日焼け止めを定期的に使うことが非常に大切です。

日焼け止めの塗り方

まず、塗り方ですが、

  1. 2時間おきに塗る
  2. 一度に使う量は多めに

ということを心がけてください。2時間おきと聞くと大変そう、と思われるかもしれませんが、日焼け止めは汗で落ちてしまいますし、また日差しを浴びると効果が弱くなってしまう日焼け止めの成分もあります。また、薄く伸ばすのに十分な量よりも気持ち多めに塗ってください。

 

◆日焼け止めの表示

次に、日焼け止めの製品に書いてある表示についてですが、

  1. SPF
  2. PA
  3. ウォータープルーフ

について製品の表示を確認しましょう。

SPFはUVAとUVBという二種類の紫外線のうち、UVBをどれだけブロックできるかの指標になります。UVBは皮膚の浅いところまでしか届かず、赤くなる日焼けの原因になります。皮膚科では30以上をオススメしています。

PAはUVAをどれだけブロックできるかの指標です。UVAは皮膚の深いところまで届き、皮膚の老化の原因になります。UVBは窓でブロックされますが、UVAはブロックされませんので、家の中や運転中に窓から入る日差しにも注意してください。PA+~PA++++までありますが、+が多いほどUVAを防御する効果が上がります。最近はPA+++以上の製品が多いですので、安心です。

スポーツや海水浴のときであれば、水で落ちにくいウォータープルーフがしっかりしたものを選びましょう。強いとその分洗っても落ちませんので、普段使いには向かない時もあります。

 

◆日焼け止めの成分

日焼け止めの紫外線をブロックする成分には

  1. 紫外線吸収剤
  2. 紫外線散乱剤

の2つがあります。

紫外線吸収剤は化学合成される物質が使われていて、文字通り紫外線を吸収することでブロックします。

一方、紫外線散乱剤は酸化チタン、酸化亜鉛の2つが使われています。紫外線散乱剤は体に吸収されないので、かぶれを起こしにくいとされています。紫外線散乱剤のみが有効な成分の日焼け止めは「ノンケミカル」と書かれていることが多く、お子さんや敏感肌の方にすすめています。 生後6ヶ月以上のお子さんでは日焼け止めを通常問題なく使えます。

 

◆具体的な日焼け止めの製品

強力に紫外線を防御できて評判のいい製品として、資生堂のアネッサが挙げられます。パーフェクトUVサンスクリーンという金色のボトルですが、水や汗でも落ちにくく、プールで泳ぐとき、スポーツをするときに効果大です。また、アネッサのパーフェクトエッセンスサンスクリーンという白いボトルの製品はヒアルロン酸が含まれていて保湿の効果が強いですので、乾燥肌の方で日焼け止めを使いたい方におすすめできます。

また、アネッサにはベビーケアサンスクリーンがあり、お子さんにも安心してすすめられます。こちらは紫外線吸収剤を使用せずに酸化亜鉛、酸化チタンで紫外線を防御します。ベビー用といっても大人に使っても問題ありませんので、敏感肌で日焼け止めによって皮膚が荒れやすい、という方にもおすすめできます。実際に使用したことがありますが、紫外線をブロックする効果も非常に優れています。

海外メーカーから販売されている製品ではラロッシュポゼのアンテリオスという製品がUVAに対する防御効果が高く、おすすめです。こちらもキッズ用のものが販売されているのでお子様にも安心して使えます。このキッズ用も使用したことがありますが、効果はアネッサのベビー用の方が高い印象を受けました。

 

日焼け止めにはローション、クリーム、スプレーと多くの種類があり、またメーカーも非常に多いです、今回のコラムに書いてきた点に注意して、ご自分で長く使える製品を探してみてください。

 

【編集部注:このコラムの内容は著者の見解です。また、薬剤の効果等には個人差があります。】

執筆者

野田 真史

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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