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ジェブタナ点滴静注60mg
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ジェブタナ点滴静注60mgの基本情報

ジェブタナ点滴静注60mgの概要

商品名 ジェブタナ点滴静注60mg
一般名 カバジタキセルアセトン付加物注射液
薬価・規格 470502.0円 (60mg1.5mL1瓶(溶解液付))
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 サノフィ
YJコード 4240410A1020
レセプト電算コード 622364601
添付文書PDFファイル

ジェブタナ点滴静注60mgの主な効果と作用

  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • 腫瘍細胞の細胞分裂を停止させ、増殖をおさえる働きがあります。
  • あなたの病気や症状に合わせて処方されたお薬です。

ジェブタナ点滴静注60mgの用途

ジェブタナ点滴静注60mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

食欲減退、味覚異常、悪心、嘔吐、便秘、脱毛症、疲労、無力症、発熱、口内炎、過敏症

起こる可能性のある重大な副作用

骨髄抑制、好中球減少症、発熱性好中球減少症、貧血、白血球減少症、血小板減少症、敗血症、重篤な下痢、電解質異常、脱水、感染症、肺炎、感染症増悪、末梢神経障害、リンパ球減少症、好中球減少性敗血症、敗血症性ショック、腎不全、重篤な腎障害、消化管出血、イレウス、重篤な腸炎、不整脈、浮腫、静脈血栓塞栓症、消化管穿孔、心不全、アナフィラキシーショック、肝不全、肝機能障害、播種性血管内凝固症候群、DIC、急性膵炎、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、心タンポナーデ、体液貯留、心筋梗塞、間質性肺疾患、肺臓炎、急性呼吸窮迫症候群、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、重篤な口内炎、粘膜炎、血管炎

上記以外の副作用

不眠症、浮動性めまい、錯感覚、頭痛、嗜眠、感覚鈍麻、流涙増加、低血圧、潮紅、起立性低血圧、高血圧、ほてり、呼吸困難、咳嗽、口腔咽頭痛、腹痛、消化不良、上腹部痛、胃食道逆流性疾患、口内乾燥、腹部膨満、歯周病、痔核、口腔内痛、皮膚乾燥、爪障害、発疹、紅斑、筋痙縮、四肢痛、筋力低下、関節痛、筋肉痛、筋骨格痛、背部痛、血尿、排尿困難、尿失禁、出血性膀胱炎、水腎症、尿閉、粘膜炎症、倦怠感、インフルエンザ様疾患、疼痛、体重減少、AST上昇、ALT上昇、ヘモグロビン減少、トランスアミナーゼ上昇、体重増加、γ-GTP上昇、血中ビリルビン増加、Radiation Recall現象

ジェブタナ点滴静注60mgの用法・用量

  • プレドニゾロンとの併用において、通常、成人に1日1回、カバジタキセルとして25mg/㎡(体表面積)を1時間かけて3週間間隔で点滴静注する
    • なお、患者の状態により適宜減量すること
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. プレドニゾロンの投与に際しては、「17.臨床成績」の内容を熟知し、投与すること
  • 7.2. 本剤投与時にあらわれることがある過敏反応を軽減させるために、本剤投与の30分前までに、抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン剤、H2受容体拮抗剤等の前投与を行うこと〔8.2参照〕
  • 7.3. 他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない
  • 7.4. 本剤投与により副作用が発現した場合には、次の基準を参考に、本剤を減量又は休薬すること
  • 減量後もこれらの副作用があらわれる場合は投与中止を考慮すること
  • [本剤の減量・休薬・中止基準]1). 適切な治療にも関わらず持続するGrade3以上の好中球減少症<1週間以上>〔8.1、11.1.1参照〕:好中球数が1500/mm3を超えるまで休薬し、その後、用量を20mg/㎡に減量して投与を再開し、減量後もこれらの副作用があらわれる場合は投与中止を考慮すること
  • 2). 発熱性好中球減少症又は好中球減少性感染〔8.1、11.1.1、11.1.5参照〕:症状が回復又は改善し、好中球数が1500/mm3を超えるまで休薬し、その後、用量を20mg/㎡に減量して投与を再開し、減量後もこれらの副作用があらわれる場合は投与中止を考慮すること
  • 3). Grade3以上の下痢、又は水分・電解質補給等の適切な治療にも関わらず持続する下痢〔11.1.4参照〕:症状が回復又は改善するまで休薬し、その後、用量を20mg/㎡に減量して投与を再開し、減量後もこれらの副作用があらわれる場合は投与中止を考慮すること
  • 4). Grade3以上の末梢性ニューロパチー〔11.1.9参照〕:投与を中止する
  • 5). Grade2の末梢性ニューロパチー〔11.1.9参照〕:用量を20mg/㎡に減量し、減量後もこれらの副作用があらわれる場合は投与中止を考慮すること
  • GradeはNCI-CTCAEによる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジェブタナ点滴静注60mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 重篤な過敏症
    • 重篤な骨髄抑制
    • 発熱を有し感染症
    • 骨髄抑制
    • 浮腫
    • 発熱性好中球減少症
    • アルコールに過敏
    • 間質性肺疾患
    • 化学療法未治療
    • 発熱性好中球減少症のリスク因子を有する
    • Performance Status不良
    • 広範囲放射線照射の前治療歴
    • 腫瘍骨髄浸潤

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジェブタナ点滴静注60mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
強力なCYP3A阻害剤 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
ケトコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
インジナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
ネルフィナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
サキナビル 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
ボリコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し副作用が強くあらわれる
強いCYP3A誘導薬 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下し本剤の効果が減弱

ジェブタナ点滴静注60mgと主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 470502.0円 (60mg1.5mL1瓶(溶解液付))
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 サノフィ
    先発
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ジェブタナ点滴静注60mgに関係する解説

微小管阻害薬(タキサン系)

  • ジェブタナ点滴静注60mgは、微小管阻害薬(タキサン系)に分類される。
  • 微小管阻害薬(タキサン系)とは、細胞分裂で重要な役割を果たす微小管に作用し細胞分裂を阻害することで抗腫瘍効果をあらわす薬。

微小管阻害薬(タキサン系)の代表的な商品名

  • タキソール
  • タキソテール、ワンタキソテール
微小管阻害薬(タキサン系)についての詳しい解説を見る