処方薬
カナグル錠100mg
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カナグル錠100mgの基本情報

カナグル錠100mgの概要

商品名 カナグル錠100mg
一般名 カナグリフロジン水和物錠
薬価・規格 158.5円 (100mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 田辺三菱製薬
YJコード 3969022F1029
レセプト電算コード 622360601
識別コード カナグル100
添付文書PDFファイル

カナグル錠100mgの主な効果と作用

  • 糖尿病を治療するお薬です。
  • 過剰な糖を尿と一緒に排泄させて血糖値を下げる働きがあります。
  • 腎臓の負担を少なくする働きがあります。
  • 慢性腎臓病を治療するお薬です。

カナグル錠100mgの用途

カナグル錠100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

尿路感染、カンジダ性亀頭炎、膀胱炎、腟感染、外陰部腟カンジダ症、真菌性性器感染、外陰腟真菌感染、赤血球増加症、無症候性低血糖、高カリウム血症、高尿酸血症

起こる可能性のある重大な副作用

低血糖、脱水、口渇、多尿、頻尿、血圧低下、ケトアシドーシス、糖尿病性ケトアシドーシス、腎盂腎炎、低血糖症状、脳梗塞、血栓・塞栓症、フルニエ壊疽、敗血症、外陰部壊死性筋膜炎、会陰部壊死性筋膜炎、敗血症性ショック

上記以外の副作用

ケトーシス、食欲減退、浮動性めまい、体位性めまい、頭痛、回転性めまい、低血圧、起立性低血圧、呼吸困難、便秘、腹部膨満、腹痛、下痢、口内乾燥、胃炎、胃食道逆流性疾患、悪心、嘔吐、湿疹、皮膚そう痒症、発疹、皮膚潰瘍、蕁麻疹、中毒性皮疹、筋痙縮、排尿困難、緊張性膀胱、尿意切迫、夜間頻尿、糖尿病性腎症、腎機能障害、慢性腎臓病、急性腎障害、末期腎疾患、亀頭包皮炎、陰部そう痒症、外陰腟そう痒症、疲労、空腹、倦怠感、末梢性浮腫、血中ケトン体増加、血中クレアチニン増加、血中尿素増加、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、糸球体濾過率減少、尿中血陽性、体重減少、尿中ケトン体陽性、尿量増加、失神、細菌尿、蜂巣炎、結膜炎、性器カンジダ症、口腔カンジダ症、歯周炎、肺炎、股部白癬、外陰部炎、外陰腟炎、カンジダ感染、貧血、白血球増加症、水分過負荷、痛風、高血糖、低ナトリウム血症、血液量減少症、代謝性アシドーシス、多飲症、脳血管発作、糖尿病性ニューロパチー、労作性めまい、味覚異常、末梢性ニューロパチー、糖尿病網膜症、網膜症、耳鳴、突発性難聴、狭心症、不安定狭心症、心房細動、うっ血性心不全、冠動脈疾患、動悸、頻脈、心室性期外収縮、急性冠動脈症候群、高血圧、咳嗽、腹部不快感、上腹部痛、慢性胃炎、嚥下障害、痔核、過敏性腸症候群、肝機能異常、接触皮膚炎、薬疹、全身性皮疹、皮膚病変、全身性そう痒症、糖尿病性足病変、背部痛、筋力低下、腎結石症、中毒性ネフロパシー、蛋白尿、尿失禁、良性前立腺肥大症、腟分泌物、勃起不全、無力症、胸部不快感、悪寒、注射部位内出血、血中重炭酸塩減少、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、血中乳酸脱水素酵素増加、血中カリウム増加、ヘマトクリット増加、赤血球数増加、尿中アルブミン/クレアチニン比増加、肝酵素上昇、転倒、上腕骨骨折

カナグル錠100mgの用法・用量

  • 通常、成人にはカナグリフロジンとして100mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

カナグル錠100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重症感染症
    • 重症ケトーシス
    • 重篤な外傷
    • 手術前後
    • 糖尿病性前昏睡
    • 糖尿病性昏睡
    • 1型糖尿病
    • 2型糖尿病で透析中の末期腎不全
    • 2型糖尿病で高度腎機能障害
    • 2型糖尿病を合併する慢性腎臓病でeGFR30mL/min/1.73㎡未満
    • 栄養不良状態
    • 過度のアルコール摂取
    • 感染症
    • 飢餓状態
    • 食事摂取不良
    • 腎機能障害
    • 高度肝機能障害
    • 体液量減少
    • 脱水
    • 低血糖
    • 尿閉
    • 脳下垂体機能不全
    • 排尿困難
    • 激しい筋肉運動
    • 不規則な食事摂取
    • 副腎機能不全
    • 乏尿
    • 無尿
    • 尿路感染
    • 利尿剤併用
    • 利尿薬併用
    • 食事摂取量不足
    • インスリン分泌能低下
    • 性器感染
    • 心不全<NYHA心機能分類4>
    • 血糖コントロールが極めて不良
    • インスリン製剤減量
    • インスリン製剤中止
    • 過度な糖質摂取制限
    • 脳・心血管疾患の既往を有する血糖コントロール不良な2型糖尿病
    • 脳・心血管疾患の高いリスクを有する血糖コントロール不良な2型糖尿病
    • Child-Pugh分類で合計スコア9超
    • 2型糖尿病で中等度腎機能障害

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

カナグル錠100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
利尿剤 脱水、糖尿病性ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞、血栓・塞栓症
糖尿病用薬 低血糖症状
スルホニルウレア系薬剤 低血糖症状、低血糖のリスクが増加
速効型食後血糖降下剤 低血糖症状、低血糖のリスクが増加
α-グルコシダーゼ阻害剤 低血糖症状
ビグアナイド系製剤 低血糖症状
チアゾリジン系薬剤 低血糖症状
DPP-4阻害剤 低血糖症状
GLP-1アナログ 低血糖症状
インスリン製剤 低血糖症状、低血糖のリスクが増加
ジゴキシン Cmax及びAUCがそれぞれ36%及び20%上昇
リファンピシン類 本剤のCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
フェニトイン 本剤のCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
フェノバルビタール 本剤のCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
リトナビル 本剤のCmax及びAUCがそれぞれ28%及び51%低下
炭酸リチウム 作用が減弱

カナグル錠100mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 158.5円 (100mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 田辺三菱製薬
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カナグル錠100mgに関係する解説

SGLT2阻害薬

  • カナグル錠100mgは、SGLT2阻害薬に分類される。
  • SGLT2阻害薬とは、尿としての糖排泄を増やすことで結果として血液中の糖(血糖)を減らす薬。

SGLT2阻害薬の代表的な商品名

  • スーグラ
  • ルセフィ
  • フォシーガ
  • デベルザ
  • カナグル
  • ジャディアンス
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