処方薬
ヨウ化カリウム「日医工」

ヨウ化カリウム「日医工」の基本情報

ヨウ化カリウム「日医工」の概要

商品名 ヨウ化カリウム「日医工」
一般名 ヨウ化カリウム
薬価・規格 9.5円 (1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
内用薬 > 散剤 > 末のアイコン
製造会社 日医工
ブランド ヨウ化カリウム「日医工」 他
YJコード 3221001X1195
レセプト電算コード 620728118
添付文書PDFファイル

ヨウ化カリウム「日医工」の主な効果と作用

  • 気管支炎喘息に伴う痰のきれをよくするお薬です。
  • 気管支粘液の分泌を促し、粘液の粘度を下げる働きがあります。
  • 梅毒の症状を改善するお薬です。
  • ヨウ素を補うことにより、甲状腺に放射性ヨウ素が取り込まれるのを軽減する働きがあります。
  • 放射性ヨウ素による甲状腺障害の治療や予防をするお薬です。
  • 甲状腺の働きを改善するお薬です。
  • ヨウ素の不足を補い体の基礎代謝を高めたり、逆に過剰な甲状腺ホルモンの作用をおさえ、過剰な新陳代謝をおさえる働きがあります。

ヨウ化カリウム「日医工」の用途

ヨウ化カリウム「日医工」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、悪心、嘔吐、胃痛、下痢、口腔灼熱感、咽喉灼熱感、金属味覚、歯痛、歯肉痛、血便

起こる可能性のある重大な副作用

ヨウ素中毒、結膜炎、眼瞼浮腫、鼻炎、喉頭炎、気管支炎、声門浮腫、喘息発作、前額痛、流涎、唾液腺腫脹、耳下腺炎、胃炎、発疹、面疱、せつ、蕁麻疹、水疱、微熱、甲状腺腫、粘液水腫、ヨウ素悪液質、皮膚粗荒、体重減少、全身衰弱、心悸亢進、抑うつ、不眠、神経過敏、性欲減退、乳房腫大、乳房疼痛、骨盤痛

上記以外の副作用

消化管出血、甲状腺機能低下症、頭痛、息切れ、かぜ症状、不規則性心拍、皮疹、発熱、首腫脹、咽喉腫脹

ヨウ化カリウム「日医工」の用法・用量

  • 〈甲状腺腫(ヨード欠乏によるもの)〉ヨウ化カリウムとして1日0.3~1.0mgを1~3回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈甲状腺腫(甲状腺機能亢進症を伴うもの)〉ヨウ化カリウムとして1日5~50mgを1~3回に分割経口投与する
  • この場合は適応を慎重に考慮すること
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈喀痰喀出困難(慢性気管支炎、喘息に伴うもの)、第三期梅毒〉ヨウ化カリウムとして通常成人1回0.1~0.5gを1日3~4回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈放射性ヨウ素による甲状腺の内部被曝の予防・低減〉ヨウ化カリウムとして通常13歳以上には1回100mg、3歳以上13歳未満には1回50mg、生後1ヵ月以上3歳未満には1回32.5mg、新生児には1回16.3mgを経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 食直後の経口投与により、胃内容物に吸着されることがあるので、注意すること
    • また、制酸剤、牛乳等との併用は胃障害を軽減させることができる
  • 7.2. 放射性ヨウ素による甲状腺内部被曝の予防・低減の場合、国等の指示に従い投与すること
  • 7.3. 131I療法を行う場合には、その1週間前に本剤の投与を中止すること〔12.臨床検査結果に及ぼす影響の項参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ヨウ化カリウム「日医工」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • エサキセレノン投与中
    • 放射性ヨウ素による甲状腺内部被曝の予防・低減以外で肺結核
    • ヨウ素に対し過敏症
    • エプレレノン投与中<高血圧症>
    • 高カリウム血症
    • 甲状腺機能亢進症
    • 甲状腺機能低下症
    • 腎機能障害
    • 先天性筋強直症
    • 放射性ヨウ素による甲状腺内部被曝の予防・低減で肺結核
    • 低補体血症性蕁麻疹様血管炎
    • ヨード造影剤過敏症
    • ジューリング疱疹状皮膚炎

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ヨウ化カリウム「日医工」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
エプレレノン<高血圧症> 血清カリウム値が上昇
エサキセレノン 血清カリウム値が上昇
エプレレノン<慢性心不全> 血清カリウム値が上昇
フィネレノン 血清カリウム値が上昇
カリウム含有製剤 高カリウム血症
塩化カリウム製剤 高カリウム血症
グルコン酸カリウム 高カリウム血症
アスパラギン酸カリウム 高カリウム血症
カリウム保持性利尿剤 高カリウム血症
スピロノラクトン 高カリウム血症
トリアムテレン 高カリウム血症
ACE阻害剤 高カリウム血症
カプトプリル 高カリウム血症
マレイン酸エナラプリル 高カリウム血症
リシノプリル 高カリウム血症
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 高カリウム血症
ロサルタンカリウム 高カリウム血症
カンデサルタンシレキセチル 高カリウム血症
バルサルタン 高カリウム血症
アリスキレンフマル酸塩 高カリウム血症
リチウム製剤 甲状腺機能低下作用・甲状腺腫発症作用を増大
炭酸リチウム 甲状腺機能低下作用・甲状腺腫発症作用を増大
抗甲状腺剤 甲状腺機能低下と甲状腺腫生成作用を増強
チアマゾール 甲状腺機能低下と甲状腺腫生成作用を増強
プロピルチオウラシル 甲状腺機能低下と甲状腺腫生成作用を増強

飲食物との組み合わせ注意

  • カリウムを含むもの<昆布、わかめ、海苔、ひじき、インスタントコーヒー など>

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