処方薬
ポラキス錠2
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ポラキス錠2の基本情報

ポラキス錠2の概要

商品名 ポラキス錠2
一般名 オキシブチニン塩酸塩錠
薬価・規格 11.2円 (2mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 クリニジェン
ブランド ポラキス錠2 他
YJコード 2590005F1022
レセプト電算コード 612590043
識別コード 2KL600
添付文書PDFファイル

ポラキス錠2の主な効果と作用

  • 尿の回数が増えたり、尿意を強く感じたり、無意識に尿が出たりする症状を改善するお薬です。
  • 膀胱の運動をおさえ、膀胱の筋肉をゆるめたり、排尿回数をおさえる働きがあります。

ポラキス錠2の用途

  • 無抑制収縮を伴う過緊張性膀胱状態の尿意切迫感
  • 無抑制収縮を伴う過緊張性膀胱状態の尿失禁
  • 無抑制収縮を伴う過緊張性膀胱状態の頻尿
  • 神経因性膀胱の尿意切迫感
  • 神経因性膀胱の尿失禁
  • 神経因性膀胱の頻尿
  • 不安定膀胱の尿意切迫感
  • 不安定膀胱の尿失禁
  • 不安定膀胱の頻尿

ポラキス錠2の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

口渇、便秘、めまい、眠気、頭痛、下痢、胃腸障害、胃部不快感、嘔気、食欲不振、胸やけ

起こる可能性のある重大な副作用

尿閉、麻痺性イレウス、著しい便秘、腹部膨満、血小板減少

上記以外の副作用

腹部膨満感、口内炎、発疹、浮腫、排尿困難、残尿、AST上昇、ALT上昇、倦怠感、口が苦い、認知機能障害、抑うつ、頻脈、嚥下障害、過敏症、血管浮腫、蕁麻疹、眼乾燥、潮紅、しびれ、振戦、嘔吐、舌炎、発熱、熱感、目のかすみ、眼瞼結膜充血、汗が出なくなる、咽頭部痛、胸痛、皮膚乾燥、嗄声

ポラキス錠2の用法・用量

  • 通常成人1回オキシブチニン塩酸塩として2~3mgを1日3回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ポラキス錠2の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 下部尿路閉塞症状
    • 重症筋無力症
    • 重篤な心疾患
    • 尿閉
    • 排尿困難
    • 閉塞隅角緑内障
    • 麻痺性イレウス
    • 高齢者の腸アトニー
    • 衰弱患者の腸アトニー
    • 開放隅角緑内障
    • 潰瘍性大腸炎
    • 肝障害
    • 甲状腺機能亢進症
    • 重篤な肝疾患
    • 重篤な腎疾患
    • 腎障害
    • パーキンソン症候群
    • 頻脈性不整脈
    • 不整脈
    • 排尿困難のおそれのある前立腺肥大
    • 認知機能障害のある高齢者
    • 認知症のある高齢者
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ポラキス錠2の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗コリン作用を有する薬剤 口内乾燥、便秘、排尿困難、目のかすみ
三環系抗うつ剤 口内乾燥、便秘、排尿困難、目のかすみ
フェノチアジン系薬剤 口内乾燥、便秘、排尿困難、目のかすみ
モノアミン酸化酵素阻害剤 口内乾燥、便秘、排尿困難、目のかすみ

ポラキス錠2と主成分が同じ薬

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ポラキス錠2に関係する解説

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)

  • ポラキス錠2は、抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)に分類される。
  • 抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)とは、神経伝達物質アセチルコリンの働きを阻害する作用(抗コリン作用)により膀胱の過剰な収縮を抑え、神経因性膀胱や過活動膀胱などによる尿意切迫感や頻尿などを改善する薬。

抗コリン薬(神経因性膀胱、過活動膀胱)の代表的な商品名

  • ネオキシ、ポラキス
  • バップフォー
  • ウリトス、ステーブラ
  • ベシケア
  • トビエース
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