処方薬
エストラジオール錠0.5mg「F」
後発

エストラジオール錠0.5mg「F」の基本情報

エストラジオール錠0.5mg「F」の概要

商品名 エストラジオール錠0.5mg「F」
一般名 エストラジオール錠
薬価・規格 22.1円 (0.5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 富士製薬
YJコード 2473001F1036
レセプト電算コード 622944901
添付文書PDFファイル

エストラジオール錠0.5mg「F」の主な効果と作用

  • 不妊症を治療するお薬です。
  • 女性(卵胞)ホルモン剤です。不足している女性ホルモンを補充し、ホルモンバランスを整える働きがあります。
  • 骨の代謝を改善し骨がもろくなるのを防ぐお薬です。
  • 更年期障害および卵巣摘出による卵巣欠落症状に伴う、ほてり、発汗、膣の乾燥感を治療するお薬です。
  • 閉経後に女性(卵胞)ホルモンの分泌が低下したことによりバランスを崩した骨の代謝を改善する働きがあります。
  • 女性(卵胞)ホルモン剤です。月経周期を調整することにより、調節卵巣刺激の開始時期を調整する働きがあります。
  • 凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期において、妊娠を成立させたり維持するのによい子宮内膜の状態を作る働きがあります。

エストラジオール錠0.5mg「F」の用途

  • 更年期障害の血管運動神経症状
  • 更年期障害の発汗
  • 更年期障害のHot flush
  • 更年期障害の腟萎縮症状
  • 卵巣欠落症状の血管運動神経症状
  • 卵巣欠落症状の発汗
  • 卵巣欠落症状のHot flush
  • 卵巣欠落症状の腟萎縮症状
  • 閉経後骨粗鬆症
  • 生殖補助医療の調節卵巣刺激の開始時期の調整
  • 凍結融解胚移植のホルモン補充周期

エストラジオール錠0.5mg「F」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

性器分泌物、乳房不快感、性器出血、外陰腟不快感、子宮頸管ポリープ、腹痛、乳房痛、乳頭痛、頭痛、腹部膨満、悪心

起こる可能性のある重大な副作用

静脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎

上記以外の副作用

便秘、腹部不快感、下痢、胃炎、浮動性めまい、不眠症、感覚減退、四肢のしびれ感、血圧上昇、動悸、浮腫、血中トリグリセリド増加、TSH増加、背部痛、筋骨格硬直、肩のこわばり、手のこわばり、湿疹、月経困難症、性器出血時腹痛、女性陰部そう痒症、腟真菌症、乳房のう胞、乳房障害、乳腺症、倦怠感

エストラジオール錠0.5mg「F」の用法・用量

  • 〈更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う症状〉通常、成人に対しエストラジオールとして1日1回0.5mgを経口投与する
    • なお、増量する場合は、エストラジオールとして1日1回1.0mgを経口投与することができる
  • 〈閉経後骨粗鬆症〉通常、成人に対しエストラジオールとして1日1回1.0mgを経口投与する
  • 〈生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整〉通常、エストラジオールとして1日1回0.5又は1.0mgを21~28日間経口投与し、投与期間の後半に黄体ホルモン剤を併用する
  • 〈凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期〉通常、エストラジオールとして1日0.5~4.5mgを経口投与し、子宮内膜の十分な肥厚が得られた時点で、黄体ホルモン剤の併用を開始して、妊娠8週まで本剤の投与を継続する
    • なお、1回投与量は2.0mgを超えないこと
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う症状、閉経後骨粗鬆症〉子宮を有する女性に投与する場合は、子宮内膜癌予防の見地から黄体ホルモン剤の併用が原則である〔15.1.1、15.1.10参照〕
  • 7.2. 〈更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う症状、閉経後骨粗鬆症〉更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う症状、閉経後骨粗鬆症で他のホルモン補充療法から本剤に切り替える場合、周期的投与法では治療周期の最終日以降、また逐次的投与法では休薬の後、本剤の投与を開始すること
  • 7.3. 〈閉経後骨粗鬆症〉投与後6ヵ月~1年後に骨密度を測定し、効果が認められない場合には投与を中止し、他の療法を考慮すること
  • 7.4. 〈凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期〉本剤の妊娠成立後の投与期間は、本剤投与により予想されるリスクと患者の状態を考慮して慎重に判断し、漫然と投与を継続せず、最長妊娠10週を超えないこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

エストラジオール錠0.5mg「F」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 血栓性静脈炎
    • 子宮内膜癌
    • 重篤な肝障害
    • 乳癌
    • 脳卒中
    • 肺塞栓症
    • 診断の確定していない異常性器出血
    • 冠動脈性心疾患
    • 動脈性血栓塞栓疾患
    • エストロゲン依存性悪性腫瘍
    • 未治療の子宮内膜増殖症
    • 〈更年期障害及び卵巣欠落症状に伴う症状〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 〈生殖補助医療の調節卵巣刺激の開始時期の調整〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 〈閉経後骨粗鬆症〉妊婦又は妊娠している可能性
    • 高血圧
    • 子宮内膜症
    • 子宮筋腫
    • 心疾患
    • 腎疾患
    • 全身性エリテマトーデス
    • 乳房レントゲン像に異常
    • 乳房結節
    • てんかん
    • 糖尿病
    • 乳腺症
    • 片頭痛
    • ポルフィリン症
    • 術前
    • 乳癌家族素因が強い
    • 長期臥床
    • 子宮摘出
    • 子宮を有する
    • 重篤な高トリグリセリド血症
    • 肝障害<重篤な肝障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

エストラジオール錠0.5mg「F」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
マクロライド系抗生物質 本剤の血中濃度が増加し作用が増強
エリスロマイシン 本剤の血中濃度が増加し作用が増強
イミダゾール系抗真菌剤 本剤の血中濃度が増加し作用が増強
ケトコナゾール 本剤の血中濃度が増加し作用が増強
トリアゾール系抗真菌剤 本剤の血中濃度が増加し作用が増強
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が増加し作用が増強
リファンピシン類 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
バルビツール酸誘導体 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
ネビラピン 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
エファビレンツ 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の血中濃度が変化
リトナビル 本剤の血中濃度が変化

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

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エストラジオール錠0.5mg「F」に関係する解説

卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)

  • エストラジオール錠0.5mg「F」は、卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)に分類される。
  • 卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)とは、卵胞ホルモンを補充し、更年期障害によるほてり、発汗などの症状や不妊症、卵巣欠落症状などを改善する薬。

卵胞ホルモン製剤(エストロゲン製剤)の代表的な商品名

  • エストラーナ
  • ディビゲル、ル・エストロジェル
  • ジュリナ
  • エストリール、ホーリン
  • プレマリン
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