ドグマチールカプセル50mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
筋強剛、嚥下困難、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、ジスキネジア、浮腫、月経異常、乳汁分泌、女性化乳房、錐体外路症状
起こる可能性のある重大な副作用
悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、痙攣、QT延長、心室頻拍、Torsades de Pointes、無顆粒球症、白血球減少、肝機能障害、黄疸、γ-GTP上昇、遅発性ジスキネジア、口周部不随意運動、不随意運動、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛
上記以外の副作用
パーキンソン症候群、振戦、流涎、舌のもつれ、焦燥感、不眠、眠気、めまい、ふらつき、口渇、胸やけ、悪心、嘔吐、便秘、熱感、倦怠感、発疹、性欲減退、血圧下降、言語障害、頸筋捻転、眼球回転、注視痙攣、アカシジア、静坐不能、射精不能、睡眠障害、不穏、頭痛、頭重、浮遊感、興奮、躁転、躁状態、しびれ、運動失調、食欲不振、腹部不快感、体重増加、脱力感、排尿困難、心電図変化、乳房腫脹、勃起不全、心電図異常、血圧上昇、胸内苦悶、物忘れ、ぼんやり、徘徊、多動、抑制欠如、無欲状態、下痢、腹痛、食欲亢進、皮膚そう痒感、視力障害、眼球冷感、眼球重感、眼のちらつき、頻尿、腰痛、肩こり、鼻閉
ドグマチールカプセル50mgの用法・用量
- 〈胃・十二指腸潰瘍〉スルピリドとして、通常成人1日150mgを3回に分割経口投与する
- なお症状により適宜増減する
- 〈統合失調症〉スルピリドとして、通常成人1日300~600mgを分割経口投与する
- なお年齢、症状により適宜増減するが、1日1200mgまで増量することができる
- 〈うつ病・うつ状態〉スルピリドとして、通常成人1日150~300mgを分割経口投与する
- なお年齢、症状により適宜増減するが、1日600mgまで増量することができる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ドグマチールカプセル50mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
QTを延長する薬剤 |
QT延長・心室性不整脈等の重篤な副作用 |
イミプラミン |
QT延長・心室性不整脈等の重篤な副作用 |
ピモジド |
QT延長・心室性不整脈等の重篤な副作用 |
ジギタリス剤 |
ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化 |
ジゴキシン |
ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化 |
ジギトキシン |
ジギタリス剤飽和時の指標となる悪心・嘔吐・食欲不振症状を不顕性化 |
ベンザミド系薬剤 |
内分泌機能異常、錐体外路症状 |
メトクロプラミド |
内分泌機能異常、錐体外路症状 |
チアプリド |
内分泌機能異常、錐体外路症状 |
フェノチアジン系薬剤 |
内分泌機能異常、錐体外路症状 |
クロルプロマジン |
内分泌機能異常、錐体外路症状 |
ブチロフェノン系製剤 |
内分泌機能異常、錐体外路症状 |
ハロペリドール |
内分泌機能異常、錐体外路症状 |
中枢抑制剤 |
相互に中枢神経抑制作用を増強 |
バルビツール酸誘導体 |
相互に中枢神経抑制作用を増強 |
麻酔剤 |
相互に中枢神経抑制作用を増強 |
エタノール摂取 |
相互に中枢神経抑制作用を増強 |
ドパミン作動薬 |
相互に作用を減弱 |
レボドパ |
相互に作用を減弱 |