処方薬
リオナ錠250mg
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リオナ錠250mgの基本情報

リオナ錠250mgの概要

商品名 リオナ錠250mg
一般名 クエン酸第二鉄水和物錠
薬価・規格 72.6円 (250mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 日本たばこ産業
YJコード 2190033F1022
レセプト電算コード 622306901
識別コード JTP751
添付文書PDFファイル

リオナ錠250mgの主な効果と作用

  • 体内で不足した鉄分を補い、骨髄での造血力を高める働きがあります。
  • 鉄分の不足が原因となる貧血の症状を改善するお薬です。
  • 食物に含まれるリンと結合し、便とともに体の外へ排出することにより、リンの体内への吸収をおさえる働きがあります。
  • 血液中のリンを下げるお薬です。

リオナ錠250mgの用途

リオナ錠250mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、胃腸障害、悪心、便秘、腹部不快感、嘔吐、腹部膨満、腹痛、上腹部痛、排便回数増加、下腹部痛

上記以外の副作用

十二指腸潰瘍、便通不規則、血清フェリチン増加、ヘモグロビン増加、血中アルミニウム増加、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、ヘマトクリット増加、赤血球増加症、食欲減退、頭痛、高血圧、肝機能異常、湿疹、そう痒症、月経過多、倦怠感

リオナ錠250mgの用法・用量

  • 〈慢性腎臓病患者における高リン血症の改善〉通常、成人には、クエン酸第二鉄として1回500mgを開始用量とし、1日3回食直後に経口投与する
  • 以後、症状、血清リン濃度の程度により適宜増減するが、最高用量は1日6000mgとする
  • 〈鉄欠乏性貧血〉通常、成人には、クエン酸第二鉄として1回500mgを1日1回食直後に経口投与する
  • 患者の状態に応じて適宜増減するが、最高用量は1回500mgを1日2回までとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈慢性腎臓病患者における高リン血症の改善〉本剤投与開始時又は用量変更時には、1~2週間後に血清リン濃度の確認を行うことが望ましい
  • 7.2. 〈慢性腎臓病患者における高リン血症の改善〉増量を行う場合は、増量幅をクエン酸第二鉄として1日あたりの用量で1500mgまでとし、1週間以上の間隔をあけて行うこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

リオナ錠250mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 鉄欠乏状態にない
    • 胃腸疾患
    • 炎症性腸疾患
    • 肝炎
    • 消化性潰瘍
    • 発作性夜間血色素尿症
    • ヘモクロマトーシス
    • 鉄過剰
    • C型慢性肝炎
    • 鉄含有製剤投与中
    • 赤血球造血刺激因子製剤と併用

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

リオナ錠250mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
赤血球造血刺激因子製剤と併用 過剰造血
鉄イオン含有製剤 鉄過剰症を引き起こす
キノロン系抗菌剤<経口> 作用を減弱
シプロフロキサシン<経口> 作用を減弱
甲状腺製剤<経口> 作用を減弱
レボチロキシン<経口> 作用を減弱
テトラサイクリン系抗生物質<経口> 作用を減弱
塩酸テトラサイクリン<服用> 作用を減弱
塩酸ドキシサイクリン<服用> 作用を減弱
セフジニル<経口> 作用を減弱
抗パーキンソン剤<経口> 作用を減弱
ベンセラジド塩酸塩・レボドパ<経口> 作用を減弱
エルトロンボパグ オラミン<経口> 作用を減弱
アルミニウム<服用> 他のクエン酸製剤との併用で血中アルミニウム濃度が上昇
水酸化アルミニウム<服用> 他のクエン酸製剤との併用で血中アルミニウム濃度が上昇
合成ケイ酸アルミニウム<経口> 他のクエン酸製剤との併用で血中アルミニウム濃度が上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • アルミニウムを含むもの
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

リオナ錠250mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    処方薬

    リオナ錠250mg

    薬価 72.6円 (250mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 日本たばこ産業
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リオナ錠250mgに関係する解説

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)

  • リオナ錠250mgは、高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)に分類される。
  • 高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)とは、主に慢性腎臓病(CKD)の病態において、消化管内でリンを吸着し、リン排泄を促すことで高リン血症を改善し、動脈硬化や骨折などを予防する薬。

高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)の代表的な商品名

  • レナジェル、フォスブロック
  • ホスレノール
  • キックリン
  • リオナ
  • カルタン
高リン血症治療薬(血中リン排泄促進薬)についての詳しい解説を見る

経口鉄剤

  • リオナ錠250mgは、経口鉄剤に分類される。
  • 経口鉄剤とは、赤血球の生成に関わる鉄(鉄分)を体内に補充することで、主に鉄欠乏性貧血による頭痛やめまい、息切れなどの症状を改善する薬。

経口鉄剤の代表的な商品名

  • インクレミンシロップ
  • フェロミア
  • フェルム
  • リオナ
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