ダイアート錠30mgに関係する解説
ループ利尿薬
- ダイアート錠30mgは、ループ利尿薬に分類される。
- ループ利尿薬とは、主に腎臓の尿細管におけるヘンレループという部位に作用し、尿による水分排泄を増やし体内の過剰な水分などを排泄し、むくみ(浮腫)などを改善する薬。
ループ利尿薬の代表的な商品名
- ダイアート
- ラシックス
- ルプラック
商品名 | ダイアート錠30mg |
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一般名 | アゾセミド錠 |
薬価・規格 | 12.2円 (30mg1錠) |
薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 | 三和化学研究所 |
ブランド | ダイアート錠60mg 他 |
YJコード | 2139008F2028 |
レセプト電算コード | 612130353 |
識別コード | Sc224 |
代謝異常、低クロール性アルカローシス、高尿酸血症、AST上昇、ALT上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、膵炎、血清アミラーゼ値上昇、高血糖症、高コレステロール血症
電解質異常、低カリウム血症、低ナトリウム血症、無顆粒球症、白血球減少
高トリグリセライド血症、過敏症、発疹、嘔気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、下痢、腹痛、口渇、血小板減少、Al-P上昇、ビリルビン値上昇、頻尿、めまい、耳鳴、頭痛、脱力感、倦怠感、筋痙攣、関節痛
薬剤名 | 影響 |
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デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> | 低ナトリウム血症 |
カテコールアミン製剤 | 作用を減弱 |
ノルエピネフリン | 作用を減弱 |
エピネフリン | 作用を減弱 |
非脱分極性筋弛緩剤 | 麻痺作用を増強 |
血圧降下剤 | 降圧作用を増強 |
ACE阻害剤 | 降圧作用を増強 |
β-遮断剤 | 降圧作用を増強 |
アミノグリコシド系抗生物質 | 第8脳神経障害<聴覚障害>を増強、腎毒性を増強 |
硫酸ゲンタマイシン | 第8脳神経障害<聴覚障害>を増強、腎毒性を増強 |
硫酸アミカシン | 第8脳神経障害<聴覚障害>を増強、腎毒性を増強 |
シスプラチン | 聴覚障害を増強 |
セファロスポリン系抗生物質 | 腎毒性を増強 |
セファロチン | 腎毒性を増強 |
ジギタリス剤 | 心臓に対する作用を増強 |
ジゴキシン | 心臓に対する作用を増強 |
糖質副腎皮質ホルモン剤 | 過剰のカリウム放出により低カリウム血症 |
ヒドロコルチゾン | 過剰のカリウム放出により低カリウム血症 |
ACTH | 過剰のカリウム放出により低カリウム血症 |
グリチルリチン製剤 | 過剰のカリウム放出により低カリウム血症 |
カンゾウ含有製剤 | 過剰のカリウム放出により低カリウム血症 |
糖尿病用薬 | 作用を著しく減弱 |
スルホニルウレア系薬剤 | 作用を著しく減弱 |
インスリン製剤 | 作用を著しく減弱 |
ビグアナイド系製剤 | 乳酸アシドーシス、脱水症状 |
塩酸メトホルミン | 乳酸アシドーシス、脱水症状 |
SGLT2阻害剤 | 脱水症状、利尿作用が増強 |
リチウム製剤 | リチウムの毒性を増強 |
炭酸リチウム | リチウムの毒性を増強 |
サリチル酸製剤 | サリチル酸誘導体毒性 |
アスピリン | サリチル酸誘導体毒性 |
サリチル酸ナトリウム | サリチル酸誘導体毒性 |
非ステロイド系抗炎症剤 | 本剤の利尿作用を減弱 |
インドメタシン製剤 | 本剤の利尿作用を減弱 |
尿酸排泄促進剤 | 尿酸排泄作用を減弱 |
プロベネシド | 尿酸排泄作用を減弱 |
カルバマゼピン | 症候性低ナトリウム血症 |