処方薬
ニュープロパッチ4.5mg
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ニュープロパッチ4.5mgの基本情報

ニュープロパッチ4.5mgの概要

商品名 ニュープロパッチ4.5mg
一般名 ロチゴチン貼付剤
薬価・規格 324.4円 (4.5mg1枚)
薬の形状
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤のアイコン
製造会社 大塚製薬
ブランド ニュープロパッチ2.25mg 他
YJコード 1169700S2021
レセプト電算コード 622163601
識別コード ニュープロ4.5mg
添付文書PDFファイル

ニュープロパッチ4.5mgの主な効果と作用

  • 手のふるえや筋肉のこわばり、動作が遅くなるなどの症状を改善するお薬です。
  • 足に起こる不快感(むずむず、痛がゆさなど)を改善するお薬です。
  • 脳内の神経伝達物質(ドパミン)の受容体を刺激し、足に起こる不快感を改善する働きがあります。
  • 脳内の神経伝達物質(ドパミン)の受容体を刺激し、パーキンソン病などの症状を改善する働きがあります。

ニュープロパッチ4.5mgの用途

ニュープロパッチ4.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

傾眠、ジスキネジア、悪心、嘔吐、適用部位反応、意識障害、頭痛、浮動性めまい、体位性めまい、不眠、浮遊感

起こる可能性のある重大な副作用

幻覚、幻視、突発的睡眠、妄想、せん妄、悪性症候群、発熱、無動無言、高度筋硬直、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、血清CK上昇、錯乱、CK上昇、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎不全

上記以外の副作用

ジストニア、回転性めまい、幻聴、パーキンソン症状、すくみ足、パーキンソン歩行、振戦、意識消失、意識レベル低下、悪夢、うつ病、睡眠障害、失神、焦燥、レストレスレッグス症候群、衝動制御障害、病的賭博、強迫性購買、暴食、多汗、味覚異常、感覚鈍麻、錯覚、病的性欲亢進、精神症状、強迫性障害、ドパミン調節障害症候群、疲労、便秘、食欲不振、腹部不快感、口渇、腹痛、下痢、消化不良、胃潰瘍、胃炎、胃腸炎、口内炎、口腔内不快感、口内乾燥、逆流性食道炎、起立性低血圧、低血圧、動悸、心房細動、上室性頻脈、高血圧、呼吸困難、咽喉頭障害、咽喉頭疼痛、咽喉頭不快感、咳、しゃっくり、貧血、白血球数減少、白血球数増多、赤血球数減少、尿潜血、排尿困難、発疹、そう痒、蕁麻疹、紅斑、視覚異常、眼のチカチカ、BUN上昇、尿糖、血糖上昇、低カリウム血症、低ナトリウム血症、姿勢異常、斜頚、筋骨格硬直、筋骨格痛、背部痛、四肢痛、頚部痛、筋痙縮、関節痛、適用部位そう痒、適用部位紅斑、適用部位変色、適用部位水疱、適用部位刺激感、適用部位びらん、適用部位発疹、適用部位浮腫、倦怠感、末梢性浮腫、体重減少、無力症、熱感、ほてり、冷汗、転倒、耳鳴、耳痛、不正出血、不規則月経、勃起障害、鼻炎、皮膚色素脱失、発汗、うつ、不安、嗜眠、異常な夢、痙攣、失見当識、激越、薬剤離脱症候群、無感情、疲労感、疼痛、過敏症、血管浮腫、顔面浮腫、眼瞼浮腫、霧視、体重増加

ニュープロパッチ4.5mgの用法・用量

  • 〈パーキンソン病〉通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg~36mg)を定める
    • なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと
  • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える
  • 〈中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)〉通常、成人にはロチゴチンとして1日1回2.25mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間以上の間隔をあけて1日量として2.25mgずつ増量し維持量(標準1日量4.5mg~6.75mg)を定める
    • なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は6.75mgを超えないこと
  • 本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈パーキンソン病〉本剤の投与は、「用法及び用量」に従い少量から開始し、幻覚、妄想等の精神症状、消化器症状、血圧等の観察を十分に行い、慎重に維持量(標準1日量9mg~36mg)まで増量すること〔8.2、9.1.1、9.1.3、11.1.2参照〕
  • 7.2. 〈パーキンソン病〉本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること(漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として4.5mgずつ減量すること)〔8.3、11.1.3参照〕
  • 7.3. 〈中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)〉本剤の投与を中止する場合は、患者の状態を十分に観察しながら、徐々に減量すること(漸減の目安は、原則として1日おきに1日量として2.25mgずつ減量すること)〔8.3、11.1.3参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ニュープロパッチ4.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ニュープロパッチ4.5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
非定型抗精神病薬 悪性症候群、発熱、意識障害、無動無言、高度筋硬直、不随意運動、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、血清CK上昇
ドパミン拮抗剤 本剤の作用が減弱
フェノチアジン系薬剤 本剤の作用が減弱
ブチロフェノン系製剤 本剤の作用が減弱
メトクロプラミド 本剤の作用が減弱
抗パーキンソン剤 ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強
レボドパ ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強
抗コリン作用を有する薬剤 ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強
アマンタジン塩酸塩 ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強
ドロキシドパ ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強
エンタカポン ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強
セレギリン塩酸塩 ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強
ゾニサミド ジスキネジア・幻覚・錯乱等の副作用が増強

ニュープロパッチ4.5mgと主成分が同じ薬

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    薬価 633.5円 (13.5mg1枚)
    薬の形状 外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
    製造会社 大塚製薬
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    薬価 497.3円 (9mg1枚)
    薬の形状 外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
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    薬価 324.4円 (4.5mg1枚)
    薬の形状 外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
    製造会社 大塚製薬
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    薬価 209.7円 (2.25mg1枚)
    薬の形状 外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
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ニュープロパッチ4.5mgに関係する解説

むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)

  • ニュープロパッチ4.5mgは、むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)に分類される。
  • むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)とは、脳内の興奮性の神経伝達物質に関与することで、むずむず脚症候群の足の異常な感覚などを改善する薬。

むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)の代表的な商品名

  • レグナイト
  • ニュープロパッチ
  • ビ・シフロール
むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)についての詳しい解説を見る

ドパミン作動薬(非麦角系)

  • ニュープロパッチ4.5mgは、ドパミン作動薬(非麦角系)に分類される。
  • ドパミン作動薬(非麦角系)とは、脳内でドパミンと同じ様な作用をあらわし、パーキンソン病における手足の震えや筋肉のこわばりなどを改善する薬。

ドパミン作動薬(非麦角系)の代表的な商品名

  • ビ・シフロール
  • ミラペックス
  • レキップ
  • ハルロピテープ
  • ニュープロパッチ
ドパミン作動薬(非麦角系)についての詳しい解説を見る