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メッケル憩室

メッケル憩室の基礎知識

メッケル憩室とは?

  • 小腸の壁が袋状になって外側にふくらんだ状態
    • 通常、成長とともに消えるはずの卵黄管が消えずに残り、メッケル憩室となる
  • 無症状例を含めると1-3%の発症
    • 男女比は2:1
  • メッケル憩室を持っている人のおよそ20%で症状が出現する
  • 回盲部(小腸のうち大腸寄りの部分)から口側に60cmほどのところに発生することが多い

症状

  • 症状が現れないことが多い
  • 5歳未満の小児に最もみられる症状
    • 痛みのない直腸出血(血便下血
  • 憩室炎を起こした場合
    • 重度の痛み
    • 腹部の圧痛
    • 嘔吐
    • 発熱
  • 腸重積腸閉塞などを起こした場合
    • 腹痛
    • 嘔吐
    • 腹部膨満
    • ショック   など

検査・診断

  • 腹部CT検査
    • 憩室の有無、炎症の有無を確認する
  • アイソトープ検査
    • 炎症を持ったメッケル憩室の場所を特定する
  • 便潜血検査
    • 憩室からの出血の有無を確認する

治療

  • 症状が起きていない場合は治療の必要がない
  • 出血やその他の症状がある場合
    • 腹腔鏡下手術:メッケル憩室と周囲の腸の一部を含めて切除する

メッケル憩室の経過と病院探しのポイント


この病気でお困りの方

メッケル憩室は、特に症状が出ないままCT検査で偶然見つかるケースが多いでしょう。そのままにしていても変化がほとんど生じないため、症状がなければ治療は不要です。

メッケル憩室のある方では、憩室から出血したり、憩室内で細菌炎症を起こして憩室炎の原因となったりすることがまれにあります。症状が強い場合には手術を行いますが、その際には消化器外科、食道外科、大腸外科など、病院ごとに担当となる科は様々です。普段からかかっている医師に相談をして、入院の時期や入院先を一緒にお決めになることをお勧めします。





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