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プランマー病

良性の甲状腺腫瘍の一つで、甲状腺ホルモンを過剰に産生することにより、甲状腺機能亢進症の原因となる

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4人の医師がチェック 16回の改訂 最終更新: 2017.07.21

プランマー病の基礎知識

POINTプランマー病とは

甲状腺にできた良性腫瘍で、甲状腺ホルモンを過剰に産生する腫瘍です。腫瘍から過剰にでたホルモンにより、手の震え、動悸、不整脈、息切れ、汗を過剰にかく、体重の低下などの、甲状腺機能亢進症の症状がでます。前頸部にしこりを触れることもあります。診断は血液検査、甲状腺超音波や頸部CT検査などを行います。シンチグラフィを行なうと、過剰な甲状腺ホルモンの産生を確認できます。治療は手術で腫瘍を取り除くか、弱い放射線を発するヨードを内服して、腫瘍を小さくする放射線ヨード療法があります。甲状腺機能亢進症の症状がある場合は、まず一般内科に受診して原因を調べましょう。原因として腫瘍が指摘された場合は、耳鼻咽喉科や甲状腺外科などでの治療が必要になります。

プランマー病について

  • 良性病気の中でも、相対的に経過が悪くないもの。多くの場合、腫瘍をつくる病気に対して、悪性腫瘍と対比させるために使われる用語甲状腺腫瘍の一つ
    • 甲状腺ホルモン全身の代謝を活発にしたり、神経を興奮させたりする働きをもつホルモンを過剰に産生する腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類される
  • 甲状腺機能亢進症の原因となる

プランマー病の症状

  • 甲状腺ホルモン全身の代謝を活発にしたり、神経を興奮させたりする働きをもつホルモンが過剰であることによる様々な症状が出現する(バセドウ病などの甲状腺機能亢進症の症状と同じ)
    • 手の震え
    • 動悸心臓や太い動脈の脈拍を自覚すること。精神的な緊張や運動だけでなく、ホルモンバランスの異常や貧血など、様々な病気の症状として起こる不整脈
    • 息切れ
    • 発汗過多
    • 体重の低下   など

プランマー病の検査・診断

  • 主な検査
    • 血液検査
      甲状腺ホルモン全身の代謝を活発にしたり、神経を興奮させたりする働きをもつホルモン甲状腺のどぼとけのすぐ下にある、人体で最大の内分泌腺(ホルモンを出す臓器)。甲状腺ホルモンを分泌するに関連する自己抗体本来は外敵を倒すための働きをする抗体(免疫物質の一つ)のうち、何らかの異常によって自分自身の臓器や器官に向かってしまうものを測定する
      ・Kなどのミネラル水の中に溶けると電気を通す性質をもつ物質で、ミネラルとも呼ばれる。ナトリウムやカリウムが有名の濃度も併せて測定する
    • 甲状腺エコー検査空気の細かな振動である超音波を使って、首の前方にある甲状腺の形状や状態を調べる検査
    • 頚部CTX線(放射線)を用いて、体の内部を画像化して調べる検査検査
    • シンチグラフィ放射線を出す物質を使って、臓器の機能や、病気の影響が体のどの部分に起こっているかを確認する検査
      腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるの部分に異常が見つかり、他の甲状腺腫瘍と区別する上で参考となる

プランマー病の治療法

  • 主な治療法
    • 手術
      腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるそのものを取り除く
      ・手術後に甲状腺ホルモン全身の代謝を活発にしたり、神経を興奮させたりする働きをもつホルモンが不足することがあり、甲状腺ホルモンを飲み薬で補充する必要が出てくることがあります
    • 放射線ヨード療法
      ・弱い放射線を発するヨードを内服することで、腫瘍を小さくする

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