こぶはくせん(いんきんたむし)
股部白癬(いんきんたむし)
太ももの付け根や股、おしりなどの白癬の感染症。通称「いんきんたむし」と呼ばれる
4人の医師がチェック 35回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 股部白癬(いんきんたむし)のQ&A

    股部白癬(いんきんたむし)の原因、メカニズムについて教えて下さい。

    ヒトの皮膚を好むカビ(真菌のこと)の感染によっておこります。以下この菌を白癬菌と呼びます。 足白癬の菌が股にうつってしまったり、菌に汚染された下着を着ることで股部白癬を発症します。 近年では50-70歳代にみられることが多い病気です。女性より男性に多く発症します。

    股部白癬が発症しやすくなる、または股部白癬の人が他に注意すべき病気はありますか?

    お風呂に入れない状況になると、股部白癬の発症率が高くなります。大きな手術をしたあとや一人でお風呂に入れない高齢者などに発症します。 股部白癬の患者さんには、足白癬など他の部位にも菌がいる可能性があり、いずれの治療も必要です。

    股部白癬は、他人にうつる病気ですか?

    はい。うつります。
    下着の共有などによって他人にうつしてしまう可能性があります。患者本人が清潔にし、治療をしっかり行い、下着の共有はやめましょう。

    股部白癬は、どんな症状で発症するのですか?

    太ももの内側から、太ももの付け根にかけて、円形の赤い湿疹ができます。多くは皮がむけており、強い痒みがあります。 おなかや、陰茎、陰嚢、おしりまで広がっている場合もあります。

    股部白癬は、どのように診断するのですか?

    病変部の皮むけを一部めくり(ほとんど痛みはありません)、KOH(苛性カリ)鏡検法で白癬菌を確認します。皮膚科外来で簡単にできる検査です。 市販の水虫薬を外用していると、表面の菌が消えて診断が難しい場合がありますので、申し出てください。

    股部白癬と診断が紛らわしい病気はありますか?

    陰嚢湿疹(皮膚の炎症。かゆい。菌はいない)、紅色陰癬(こうしょくいんせん、細菌感染症)や、乳房外Paget病(皮膚癌の一種)などがあります。自己判断、自己治療せず、皮膚科に相談にいらしてください。

    股部白癬の治療法について教えて下さい。

    抗真菌薬をぬります。1日1回(お風呂上りがよいでしょう)、病変より少し広い範囲に毎日塗ります。皮膚症状がよくなっても、数か月は外用を続けた方が良いでしょう。 まれに塗り薬が肌に合わず、荒れてしまうことがあります。その場合は皮膚科を受診しましょう。

    股部白癬に関して、日常生活で気をつけるべき点について教えて下さい。

    清潔にすることが大切です。清潔と言っても特別なことをする必要はありません。 毎日お風呂に入り、症状がある部位を石けんで洗い、清潔な下着を着てください。 足や爪に白癬がある場合はそちらも治療しましょう。 また肥満の方は皮膚と皮膚が常にくっつき、治りにくい場合があります。

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