がいりんぱろう
外リンパ瘻
中耳と内耳の間にある内耳窓に、何らかの原因により小さな穴が空いてめまいが生じる病気
6人の医師がチェック 26回の改訂 最終更新: 2017.12.06

外リンパ瘻の基礎知識

POINT 外リンパ瘻とは

外リンパ瘻は、鼓膜の奥の中耳と、聴こえの細胞のいる内耳の間にある内耳窓に小さな穴ができて交通ができ、難聴やめまいがでる病気です。原因としては、重いものを持ち上げたり、運ぶなどの力仕事や、トイレでいきんだり、鼻をかんだり、海に潜るなどが誘因になったり、外傷や、先天異常によるものがあります。症状は難聴、耳鳴り、耳が詰まった感じや、めまいやふらつきなどがあります。診断は問診、聴力検査、耳に圧をかけてのめまいの検査などに加え、CT検査を行います。治療の基本は安静ですが、聴こえの改善なければ、手術で内耳窓の穴を閉じます。

外リンパ瘻について

  • 中耳内耳の間にある内耳窓に、何らかの原因により小さな穴が空いてめまいが生じる病気
    • 外リンパ液が内耳から中耳へと漏れることにより内耳の機能が障害される
  • 主な原因
    • 髄液圧や中耳圧が急激に上昇
      ・重いものを持ち上げる、運ぶなどの力仕事
      ・トイレでいきむ
      ・鼻をかむ
      ・海に潜る
    • 骨折などの外傷
    • 先天異常によるもの

外リンパ瘻の症状

  • 蝸牛症状が出る場合と前庭症状が出る場合がある
    • 蝸牛症状:難聴、耳の閉塞感(耳が詰まった感覚)、耳鳴り
    • 前庭症状:めまい、バランスの障害
  • まれに発症時にパチッという音(ポップ音)が聞こえることがある

外リンパ瘻の検査・診断

  • スクリーニングに有効な検査
    • 症状の聴取
      発症時のポップ音
      ・水の流れるような耳鳴り
  • 確定診断に必要な検査
    • 手術により内耳窓に穴があるか確認
    • 外耳や内耳に圧変化を加える
    • 特異的蛋白CTPを用いた検査:中耳に生理食塩水を入れて洗浄し、それを検査

外リンパ瘻の治療法

  • 主な治療法
    • 保存的療法
      頭を30°挙げた状態(脳脊髄圧を下げる)で安静を保つ
    • 外科的手術:保存療法で治らない場合
      孔閉鎖術
      内耳窓閉鎖術
  • 予防法
    • 外リンパ瘻患者の日常的な注意点
      ・うつむかない
      ・気張らない
      ・息を止めない
      ・ため息をしない
  • 想定される疾患の経過
    • 自閉感や頭重感、平衡機能障害による歩行障害が合併症であり、後遺症が残ることもある

外リンパ瘻のタグ

診療科
からだ

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