かぽじすいとうようほっしんしょう
カポジ水痘様発疹症
アトピー性皮膚炎の患者や乳幼児、免疫力の低下した患者に起こることの多い、単純へルペスウイルスやコクサッキーウイルスの感染による病気
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最終更新: 2017.12.06
カポジ水痘様発疹症の基礎知識
POINT カポジ水痘様発疹症とは
ウイルスの感染によって皮膚に湿疹や水ぶくれの出る病気です。単純ヘルペスウイルス1型の感染によって起こることが多いですが、単純ヘルペスウイルス2型やコクサッキーウイルスの感染によって起こることもあります。主な症状は発熱・湿疹・水ぶくれなどになりますが、痛みやかゆみを伴うことがあります。また、皮膚の症状の出ている部位に細菌が感染することもあります。 病変の皮膚や分泌物を顕微鏡で確認したり診断します。抗ウイルス薬を飲むことで治療します。カポジ水痘様発疹症が心配な人や治療したい人は、皮膚科や感染症内科を受診して下さい。
カポジ水痘様発疹症について
- アトピー性皮膚炎の患者や乳幼児、
免疫 力の低下した患者に起こることの多い、単純へルペスウイルス やコクサッキーウイルスの感染による病気 - HSV-1型の初感染によって
発症 することが最も多いが、まれにはHSV-2型やコクサッキーウイルスの感染でも発症する場合がある
カポジ水痘様発疹症の症状
- 突然の発熱
- 顔面、体幹に湿疹や水ぶくれができる
病変 が融合することで広い範囲がただれることがある
- 出血したり
細菌 の感染も同時に起こすこともある
カポジ水痘様発疹症の検査・診断
- 顕微鏡検査:
病変 部の皮膚や粘膜を綿棒でこすって顕微鏡で検査 - 血液検査で
ウイルス の抗体 を調べる場合もある