しょくどうりょうせいしゅよう
食道良性腫瘍
食道にできた良性の腫瘍の総称
5人の医師がチェック 81回の改訂 最終更新: 2018.08.27

食道良性腫瘍の基礎知識

POINT 食道良性腫瘍とは

食道にできた良性腫瘍の総称です。良性腫瘍なのでがんではありません。いくつか種類があり、平滑筋腫やGIST(消化管間質腫瘍)などが多いです。腫瘍が小さい場合には無症状ですが、大きくなると食べ物のつかえ感や胸焼け、胸痛などを感じるようになります。問診や内視鏡検査(上部消化管検査)などで診断されます。良性腫瘍と区別が必要なのは食道がんです。 腫瘍の一部をとってきて顕微鏡による検査で判断されます。小さな場合は経過観察することも可能ですが、大きくなると症状を改善するために治療が検討され、手術や内視鏡検査などで行います。食事のつかえ感や胸焼けなどがある場合、その原因として食道良性腫瘍が原因として考えられるので、消化器内科を受診してください。

食道良性腫瘍について

  • 食道にできた良性腫瘍の総称
    • 平滑筋腫が最多
    • その他に、のう腫、食道乳頭腫、GISTなど
  • 健診の際に偶然に発見されることが多い

食道良性腫瘍の症状

  • 腫瘍が小さい場合、自覚症状はないことが多い
  • 腫瘍が大きくなると以下の症状が起こる
    • 喉の奥がつかえている感じがする
    • 食べ物を飲み込んだ時にのどを通りにくく感じる
    • 胸焼け
    • 胸痛
  • まれに起こる症状
    • 潰瘍
    • 出血

食道良性腫瘍の検査・診断

  • 問診:症状の有無を調べる
  • 上部消化管造影検査:食道の状態を調べる
  • 胃カメラ上部消化管内視鏡検査):食道の状態を調べる
  • 超音波内視鏡検査:食道の状態を調べる
  • 細胞診:食道にできた腫瘍が何かを調べる
    • 組織を針で採取して検査する
  • 除外診断が必要となることが多い疾患
    • 食道がん:変化のある部位を採取して顕微鏡で詳しく調べる

食道良性腫瘍の治療法

  • 小さい腫瘍の場合の治療
    • 経過観察をする
    • 増大傾向があれば治療を検討する
  • 大きい腫瘍や増大傾向がある腫瘍の治療
    • 内視鏡治療
      ・EMR(内視鏡的粘膜切除術)
      ・ESD(内視鏡的粘膜剥離術)
    • 手術
      ・大きい物や症状があって内視鏡的な切除が難しいものが対象
      悪性腫瘍の疑いが強い場合などは、食道がんを想定して手術を行う

食道良性腫瘍のタグ

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