しょくどうりょうせいしゅよう

食道良性腫瘍

食道にできた良性の腫瘍の総称

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5人の医師がチェック 80回の改訂 最終更新: 2017.06.15

食道良性腫瘍の基礎知識

食道良性腫瘍について

  • 食道にできた良性病気の中でも、相対的に経過が悪くないもの。多くの場合、腫瘍をつくる病気に対して、悪性腫瘍と対比させるために使われる用語腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるの総称
    • 平滑筋内臓や血管の壁を作っている筋肉。伸び縮みし易いことと、自分の意思では動かすことができないことが特徴腫が最多
    • その他に、のう腫、食道乳頭腫、GISTなど
  • 健診の際に偶然に発見されることが多い

食道良性腫瘍の症状

  • 腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるが小さい場合、自覚症状はないことが多い
  • 腫瘍が大きくなると以下の症状が起こる
    • 喉の奥がつかえている感じがする
    • 食べ物を飲み込んだ時にのどを通りにくく感じる
    • 胸焼け
    • 胸痛
  • まれに起こる症状
    • 潰瘍臓器や粘膜が部分的にえぐれてしまっている状態。何らかの理由で壁の防御機構が壊れてしまっていることが原因となりやすい
    • 出血

食道良性腫瘍の検査・診断

  • 問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すこと:症状の有無を調べる
  • 上部消化管造影検査造影剤を飲んだ上で、X線(レントゲン)で食道や胃、十二指腸の状態を調べる検査:食道の状態を調べる
  • 胃カメラ口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる上部消化管内視鏡検査口もしくは鼻から小さいカメラを胃まで進めて、胃の中の状態を見る検査。「上部消化管内視鏡検査」とも呼ばれる):食道の状態を調べる
  • 超音波内視鏡検査上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)などに用いられる内視鏡の一種で、カメラの脇にエコー装置がついていて、超音波と直視の両方で病気を診断するための検査:食道の状態を調べる
  • 細胞診病気を詳しく調べるために、病変のかけらである細胞を採取して、顕微鏡で調べる検査。腫瘍が、がんかどうかを調べる時などに行われる。より詳しく調べるのが組織診:食道にできた腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるが何かを調べる
    • 組織を針で採取して検査する
  • 除外診断が必要となることが多い疾患
    • 食道がん:変化のある部位を採取して顕微鏡で詳しく調べる

食道良性腫瘍の治療法

  • 小さい腫瘍細胞が増殖してできるこぶのようなもの。あまり悪さをしない良性腫瘍と、体に強い害を与えることの多い悪性腫瘍に分類されるの場合の治療
    • 治療は行わず経過観察病気の状態や健康の状態を見守ること。その時点で治療する必要がないと医師が判断した場合や、診断のためにその後の経過を見なければならない場合に行われるをする
    • 大きくなるようであれば手術を検討する
  • 大きい腫瘍の場合の治療
    • 手術で切除する
      ・可能であれば内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途があるで切除(内視鏡的粘膜切除術(EMR))
      ・大きい物や症状があるもの、悪性腫瘍無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるの疑いが強い場合などは、大掛かりな手術(腫瘍摘出や食道摘出術)を行う

食道良性腫瘍のタグ


食道良性腫瘍に関わるからだの部位