たんのうせんきんしょう
胆のう腺筋症
胆のうの壁が厚くなる病気で、胆嚢炎や胆石症の原因となることがある
7人の医師がチェック 103回の改訂 最終更新: 2017.06.15

胆のう腺筋症の基礎知識

胆のう腺筋症について

  • 胆のうの壁が厚くなる病気で、胆のう炎や胆石症の原因となることがある
    • 胆のう壁の慢性炎症が原因で起こると考えられている
  • 胆のうの粘膜上皮が胆嚢壁の筋肉の層にも増殖したRokitansky-Ashoff洞(RAS)と呼ばれるものが増えると起こる
  • 病気は以下の3つに分類される
    • 限局型:胆のうの底部に限局した腫瘤を形成
    • 分節型:胆のうの頚部や体部が厚くなり内腔が狭くなる
    • 全般型:胆のうの全体が厚くなっている状態
  • 約90%に胆石を伴う

胆のう腺筋症の症状

  • 一般的には何か他の病気が重ならなければ無症状で経過する
  • 胆のう炎を発症した場合に起こる症状
    • 右上腹部の違和感や痛み
    • 吐き気
    • 腹部膨満

胆のう腺筋症の検査・診断

  • 画像検査:胆のうの状態を調べる
    • 腹部超音波検査
      ・健診などでまず行われる
    • 腹部CT検査
    • 腹部MRI (MRCP)検査
      ・胆汁のとおり具合も検査可能
  • 内視鏡検査
    • 内視鏡的逆行性胆管膵管造影 (ERCP)では胆汁の通り具合を調べる

胆のう腺筋症の治療法

  • 無症状の場合は積極的な治療はしない
  • 胆のう炎を伴う場合は胆のう摘出術を行う
    • 腹腔鏡下胆のう摘出術が可能であればこれを行う
    • 炎症が強い場合は、通常のお腹を大きく切って行う手術を行う


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