へいさこうへるにあ
閉鎖孔ヘルニア
骨盤にある閉鎖孔という穴に、腸の一部がはまり込んでしまう状態
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最終更新: 2023.09.08
閉鎖孔ヘルニアの基礎知識
POINT 閉鎖孔ヘルニアとは
閉鎖孔は骨盤の骨をメガネに見立てたときにレンズに当たる部分のことで、足の血管や神経が通っています。閉鎖孔の中に腸や腹膜が入り込むことを閉鎖孔ヘルニアといいます。ヘルニアは体内の臓器などが本来あるべき場所から脱出・突出することを意味します。腸や腹膜が原因となる他のヘルニアとしては、鼠径ヘルニアが有名です。腸が閉鎖孔に入り込むと、その部位の腸の通りが悪くなるので、お腹の痛みや張りといった腸閉塞の症状が現れます。閉鎖孔ヘルニアが疑われる人には診察に加えて、画像検査(レントゲン検査やCT検査)などが行なわれます。閉鎖孔ヘルニアと診断された場合には、手術で腸や腹膜が入り込まないように修復します。閉鎖孔ヘルニアが疑われた場合には消化器外科で診療が行なわれます。
閉鎖孔ヘルニアについて
- 骨盤にある閉鎖孔という穴に、腸の一部が飛び出してしまう状態
- 閉鎖孔には神経や血管が通っている
- やせ型の高齢女性に多い
- 右側の方が起こりやすい
ヘルニア が出来ていても、からだの表面の膨らみとして気づきにくい- 腸閉塞症状(吐き気やおなかの張り)で見つかることが多い
- 太ももの内側の痛みが出ることもある
閉鎖孔ヘルニアの症状
閉鎖孔ヘルニアの検査・診断
閉鎖孔ヘルニアの治療法
- 基本的に見つかったら手術で脱出した腸を元に戻し、
ヘルニア 門の閉鎖を行う- ヘルニア門の閉鎖はメッシュを使う方法、
卵巣 や子宮など腹腔内臓器をあてて閉鎖する方法、直接筋肉を縫う方法などがある
- ヘルニア門の閉鎖はメッシュを使う方法、
- 腸が
壊死 している場合は腸切除・吻合が必要となり、感染リスクが高いと判断された場合は人工物であるメッシュは用いないほうが良い