しょくどうじょうみゃくりゅう
食道静脈瘤
肝硬変などが原因で食道の静脈が張り、血管内の圧力が高まってしまうため、大量出血を引き起こすことがある状態
5人の医師がチェック 99回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 食道静脈瘤についての医師コメント

50歳男性、アルコール性肝硬変。以前に食道静脈瘤破裂のため救急搬送され、内視鏡的処置を受けたことが3回ある。禁酒はできておらず退院すると酒を飲んでしまう。また高タンパク食は良くないと説明しても肉中心の食生活となってしまう。
今回も急に洗面器一杯に吐血したとのことで救急要請された。上部消化管内視鏡を施行し、今回も食道静脈瘤破裂であり、緊急で止血処置を行った。入院後意識状態が悪いためアンモニアを測定したところ高値であったため、分岐鎖アミノ酸の投与を行い、症状は改善した。
何度も再出血を繰り返し、内視鏡的治療にも限界があるため、Hassab手術の適応と考え、他院に紹介し、手術を施行していただいた。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.05.02

アルコール性肝硬変からの食道静脈瘤が破裂し、吐血で救急搬送、という症例が多いです。これ以上酒を飲むと死にますよ、と説明してもどうしても酒をやめられず、いったん良くなってもまた悪くなり、再度吐血して救急搬送ということもあり、今回で吐血が五回目という人もざらにいます。内視鏡的治療を何回行っても再出血を繰り返すため、結局手術をお願いしたこともありました。
大量出血すれば死に至ることもあるので、治療の後は再出血を防ぐため定期的なフォローが必要です。ただ上のような患者さん達はいったん良くなると外来にはもう来ないことが多いです。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.05.02