しょくどうじょうみゃくりゅう
食道静脈瘤
肝硬変などが原因で食道の静脈が張り、血管内の圧力が高まってしまうため、大量出血を引き起こすことがある状態
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最終更新: 2019.09.27
食道静脈瘤の基礎知識
POINT 食道静脈瘤とは
食道静脈瘤は肝硬変などが原因で食道の静脈が張り、血管内の圧力が高まってしまうため、大量出血を引き起こすことがある病気です。出血がなかなか止まらない場合は死亡することもあります。病状が進行しない限り症状を自覚することはあまりありません。 症状や身体診察に加えて、血液検査・CT検査・内視鏡検査を用いて診断します。静脈瘤の治療には内視鏡を用いた内視鏡的硬化療法 (EIS) や内視鏡的静脈瘤結紮術 (EVL)があります。食道静脈瘤が心配な人や治療したい人は、消化器内科・消化器外科・内視鏡科を受診して下さい。
食道静脈瘤について
食道静脈瘤の症状
食道静脈瘤の検査・診断
- 血液検査:肝機能を調べる
- 画像検査:食道静脈瘤の有無や状態を調べる
胃カメラ (上部消化管内視鏡検査 )- 実際に食道の粘膜を目視するので非常に重要な検査
- 場合によっては、そのまま治療を行うこともある
超音波内視鏡検査 腹部CT検査
食道静脈瘤の治療法
内視鏡 を使って治療を行う- 内視鏡的硬化療法 (EIS):内視鏡で食道静脈瘤を固める方法
- 内視鏡的静脈瘤
結紮術 (EVL):内視鏡で食道静脈瘤を壊死 させる方法
- 大量の出血を起こすので破裂した場合は緊急の治療が必要となる
- 内視鏡的治療を行っても繰り返す場合はハッサブ手術が考慮される
- 胃に行く血流の一部を遮断したり、
脾臓 を取り出したりして、血流量を調整する
- 胃に行く血流の一部を遮断したり、