まんそんこちゅうしょう
マンソン孤虫症
マンソン裂頭条虫(寄生虫の一種)の幼虫が体内に入り込んで起こる病気
3人の医師がチェック 91回の改訂 最終更新: 2017.07.21

マンソン孤虫症の基礎知識

POINT マンソン孤虫症とは

マンソン裂頭条虫の幼虫が寄生した病気です。皮膚の下など身体のあらゆる部位に感染が起こります。マンソン裂頭条虫が寄生したカエルや鳥などを食べて感染がうつります。主な症状は皮膚の下のしこりになりますが、脳にマンソン裂頭条虫が侵入した場合は意識障害や痙攣を起こします。 皮膚の診察と全身のCT検査やMRI検査を用いて診断します。皮下の幼虫は皮膚を切開して取り除きますが、内臓に及んでいる場合は抗寄生虫薬を用いて治療します。マンソン孤虫症が心配な人や治療したい人は、感染症内科や皮膚科を受診して下さい。

マンソン孤虫症について

  • マンソン裂頭条虫(マンソン孤虫)の幼虫が寄生して起こる
    • 人に感染した場合は幼虫のままがほとんど
  • 全身のあらゆる場所に寄生する
    • 最も多いのは脂肪の多い皮下(皮膚の下)
    • 人体に寄生している間に10-20cmくらいの長さになる
  • 脳に寄生した場合、意識障害や痙攣が起こり命に関わる
  • 寄生したカエル、トリ、ヘビなどを食べると感染する

マンソン孤虫症の症状

  • 皮下(特に脂肪の多い場所)にしこりやこぶが感じられる
  • マンソン裂頭条虫が体内で移動するためしこりが急になくなったり、別の場所に現れる
  • 寄生する場所によっては自覚症状がない場合もある
    • 脳に寄生した場合は、命に関わることもある

マンソン孤虫症の検査・診断

  • 原因不明に出たり消えたりする皮膚のしこりやこぶがないかをチェックする
  • 画像検査:脳や内臓に異常がないか調べる
    • CT検査
    • MRI検査
  • 血液検査:マンソン裂頭条虫に対する抗体の有無を調べる

マンソン孤虫症の治療法

  • こぶを手術で切り開き、寄生虫を取り出す
    • マンソン裂頭条虫は10~20cm程度もある
  • 皮膚だけでなく内臓にも及んでいれば、抗寄生虫薬(プラジカンテル)を使用する
  • マンソン裂頭条虫がいる可能性のある食べ物を生で食べないようにする
    • 特にヘビは多数の幼虫を保持していることがあり注意が必要

マンソン孤虫症のタグ

マンソン孤虫症に関わるからだの部位

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