おーきゃく
O脚(内反膝)
両ひざが外側に曲がって、「気をつけ」の姿勢をとっても左右のひざがくっつかない状態
10人の医師がチェック 151回の改訂 最終更新: 2017.06.15

Beta O脚(内反膝)のQ&A

    内反膝(O脚)の原因、メカニズムについて教えて下さい。

     O脚の原因には、生理的なものと病的なものがあります。赤ちゃんの頃は誰もがO脚を呈していますが、成長と共に足の形が変化し、約7歳で成人の足に近い形になります。生理的なO脚は、左右対称であり、痛みなどの障害はみられません。  

     病的なものは、靭帯の異常(内側・外側側副靭帯のゆるみや断裂)、生まれつき足の骨の形が変形していること、ケガなどの原因によって、徐々に骨が変形し、膝が外側に湾曲してしまいます。

    内反膝(O脚)は、どのくらいの頻度で起こる病気ですか?

    明確に示されたものはありませんが、日本人の7-8割はO脚であるといわれており、特に女性に多く見られます。

    内反膝(O脚)の症状について教えて下さい。

    両膝が外側に湾曲した状態で、左右の内くるぶしをそろえても、左右の膝の内側がせっしない状態をさします。膝の軟骨(骨同士のクッションの働きをする柔らかい骨)がすり減るため、動作時の痛み、動かしはじめのこわばり、膝に水がたまる、曲げ伸ばしの制限などの症状がみられます。

    内反膝(O脚)が重症化すると、どのような症状が起こりますか?

    膝の関節が大きく変形するため、痛みが生じたり、上手く立ったり歩いたりすることが難しくなります。

    内反膝(O脚)は、どのように診断するのですか?

    両足をそろえた姿勢で、両膝間の距離が2横指(二本指)以上あるものを内反膝(O脚)と診断します。

    内反膝(O脚)の、その他の検査について教えて下さい。

    問診や歩き方に加えて、レントゲン(単純X線)などを行い、太もも部の骨とふくらはぎ部の骨がなす角度を計測し診断を行います。

    内反膝(O脚)の治療法について教えて下さい。

     保存療法と手術療法があります。

     保存療法では、積極的な治療を行わず経過を観察します。膝の装具を用いることもあります。膝の変形が重症化すると、手術療法が行われます。手術は、ふくらはぎ部の骨の異常な形態を強制するための骨切り術などが行われます。

    内反膝(O脚)の治療薬の使い分けについて教えて下さい。

    膝に痛みが生じている場合には、消炎鎮痛剤を服用します。痛みが強い場合には、膝の関節に直接ヒアルロン酸やステロイドを注射することもあります。膝に水がたまっている場合には効果が薄く、感染症の危険性もあるため、注意して治療する必要があります。

    内反膝(O脚)にはどのようなリハビリテーションが行われますか?

    痛みがおさまるまでは、安静にしていることが良いとされています。リハビリテーションでは、足の筋力をつけるためのトレーニングや、膝の痛みを助長しないような歩き方の指導、体重が増加しないように減量指導などが行われます。


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