さんじょくしきゅうふっこふぜん

産褥子宮復古不全

産褥期(お産のあとの回復期)にさまざまな原因で子宮の収縮が不良になってしまうこと。細菌感染や不必要な出血の原因となる

病気に関連する診療科の病院を探す
5人の医師がチェック 102回の改訂 最終更新: 2017.06.15

産褥子宮復古不全の基礎知識

産褥子宮復古不全について

  • 産褥期(出産のあとの回復期)にさまざまな原因で子宮の収縮が不良になってしまうこと
  • 細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつ感染や不必要な出血の原因となる
  • 主な原因
    • 胎盤片、卵膜片などの子宮内の残存物
    • 子宮が大きくのびすぎること
    • 子宮筋の疲労
    • 子宮収縮障害
    • 痛み止め(NSAIDs炎症を抑える薬剤の総称(ただしステロイドを除く)で、鎮痛薬や解熱薬として頻用される。nonsteroidal anti-inflammatory drugsの略)の過量内服

産褥子宮復古不全の症状

  • 子宮の収縮不良
  • 血性悪露:産後に出るおりものが血液のような状態となる

産褥子宮復古不全の検査・診断

  • 超音波検査空気の細かな振動である超音波を使った画像検査。体の奥の血管や臓器を観察することができる:子宮の大きさを調べる
    • 卵膜、胎盤の一部が出産後に出てきておらず、子宮内に残ってないか確かめる

産褥子宮復古不全の治療法

  • 主な治療
    • 子宮収縮薬:出血を抑える
    • 抗菌薬細菌感染症に対して用いられ、細菌の増殖を防ぐ、もしくは殺菌する薬。ウイルスや真菌(かび)には効果がない
      ・セフェム系抗菌薬など
    • 子宮内容除去術
      ・麻酔をして子宮内に残った遺残物を取り除く
  • 予防
    • 排尿や排便を我慢しない
    • なるべく産後の早いうちから直接授乳を始める(授乳することでホルモン体内で作られて、血流にのって体の特定の部位を刺激する物質。内分泌物質とも呼ばれるが分泌されて子宮収縮が起きる)

産褥子宮復古不全のタグ


産褥子宮復古不全に関わるからだの部位

関連する病気について知る
月経困難症の基礎知識