肝のう胞のよくある質問:放っておいていいのか? 精密検査の費用は?
肝のう胞は肝臓にできる液体の入った袋状の
1. 症状がない肝のう胞は放っておいてよいか

肝のう胞があっても、
- エキノコックスに感染してできた肝のう胞
- 肝粘液性
嚢胞 性腫瘍 (MCN)を伴う肝のう胞 - 多発している肝のう胞
エキノコックスに感染してできた肝のう胞

エキノコックスという寄生虫がヒトの肝臓に感染すると肝のう胞ができます。エキノコックスが肝のう胞を作っても、はじめの5-15年は症状がないため、検査をしないと感染に気づけません。しかし、症状が出る前に治療を始めないと命をおびやかすことがあるため、早期発見が重要です。
日本でのエキノコックスの主な感染源は、北海道に生息するキタキツネです。糞中に排出されるエキノコックスの卵が口に入ることでヒトに感染します。このため、北海道に住む人にはエキノコックスに感染しているかどうかを調べる血液検査の助成制度があって、早期発見に有用です。
肝粘液性嚢胞性腫瘍(MCN)を伴う肝のう胞
肝粘液性嚢胞性腫瘍(MCN)という腫瘍が肝のう胞をつくることがあります。MCNはすでに
多発している肝のう胞
肝のう胞が肝臓全体に数多くある人は、腎臓にもたくさん
2. 何科を受診したらよいか
主に消化器内科で検査を受けられます。一般的な内科でも対応可能な場合も多いので、まずは、かかりつけの内科のお医者さんに相談するのもよいです。
3. 肝のう胞の精密検査の費用はどれくらいかかるのか
肝のう胞の主な精密検査は画像検査です。ここでは、画像検査にかかる費用について自己負担が3割の人の概算を示します。(2019年10月現在)
腹部超音波検査 (造影 検査をしない場合):3000-4000円程度- 造影
CT 検査:9000-11000円程度 - 造影
MRI 検査:10000-12000円程度
画像以外の検査や診察、処方などがあれば別途費用がかかります。上記はあくまでも目安なので、実際の費用は医療機関に確認してください。