しょうしたいしゅっけつ
硝子体出血
眼の中(硝子体)に出血が起きた状態。糖尿病網膜症などが原因で起こることが多い
3人の医師がチェック 69回の改訂 最終更新: 2017.12.06

硝子体出血の基礎知識

POINT 硝子体出血とは

眼球の中の奥の方に出血をしてしまった状態です。症状は、虫が飛んでいるように見える、墨汁を垂らしたような煙状のものが見える、急にもやがかかったように、もしくは視界が真っ赤になって見えなくなるなどです。硝子体出血自体で痛みを感じることはありませんので、痛みがあるときはほかの病気が隠れている可能性があります。また硝子体出血は外側から確認することはできませんので、鏡を見て眼が赤くなっているのは硝子体出血ではありません。硝子体出血の原因としては、糖尿病、網膜の血管が急に詰まってしまった、網膜がやぶれてはがれかけている、などがあります。治療は原因が何かによって違いますが、放っておくと元通りに見えないようになってしまうこともあります。検査をしないと原因はわかりませんので、早めに眼科を受診してください。

硝子体出血について

  • 目の中で出血が起こり、眼球の中を満たしている「硝子体」とよばれる、無色透明なゼリー状の物質の中に血が溜まること
    • 視力の低下や視界に異物が出現するなどの症状を引き起こす
  • 起こりやすい原因
    • 糖尿病性網膜症
      糖尿病により細い血管が狭くなることで、切れやすい新しい血管が生まれ、その血管が切れて出血を起こす
    • 網膜静脈閉塞症
      ・網膜の静脈が詰まることで、切れやすい新しい血管が生まれ、その血管が切れて出血を起こす
    • 黄斑変性症 
    • 網膜剥離

硝子体出血の症状

  • 視力の低下
  • 飛蚊症
    • 視界の中で蚊が飛んでいるように見える
  • 霧視
    • 目がかすむ
  • 視野欠損

硝子体出血の検査・診断

  • 眼底検査
    • 瞳孔から目の中の状態を調べる
  • 超音波検査
    • 目の中の状態を調べる
    • 出血が多い場合、眼底検査では網膜の状態を確認できないため、行われることがある

硝子体出血の治療法

  • 主な治療
    • 網膜剥離が無い場合
      保存療法:自然治癒を待つ
      ・2-3か月で元の状態に戻る
    • 網膜剥離が有る場合
      ・レーザー治療:切れた網膜をレーザーで焼いて修復する
      ・硝子体手術:血で汚れた硝子体を除去する
  • 予防、再発予防方法
    • 原因となる糖尿病などの病気を治療することで、硝子体出血を予防することができる
    • 持病に糖尿病がある場合は、血糖をコントロールするための治療をきちんと受けることが重要

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