しょうしたいしゅっけつ
硝子体出血
眼の中(硝子体)に出血が起きた状態。糖尿病網膜症などが原因で起こることが多い
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最終更新: 2017.12.06
硝子体出血の基礎知識
POINT 硝子体出血とは
眼球の中の奥の方に出血をしてしまった状態です。症状は、虫が飛んでいるように見える、墨汁を垂らしたような煙状のものが見える、急にもやがかかったように、もしくは視界が真っ赤になって見えなくなるなどです。硝子体出血自体で痛みを感じることはありませんので、痛みがあるときはほかの病気が隠れている可能性があります。また硝子体出血は外側から確認することはできませんので、鏡を見て眼が赤くなっているのは硝子体出血ではありません。硝子体出血の原因としては、糖尿病、網膜の血管が急に詰まってしまった、網膜がやぶれてはがれかけている、などがあります。治療は原因が何かによって違いますが、放っておくと元通りに見えないようになってしまうこともあります。検査をしないと原因はわかりませんので、早めに眼科を受診してください。
硝子体出血について
硝子体出血の症状
- 視力の低下
飛蚊症 - 視界の中で蚊が飛んでいるように見える
霧視 - 目がかすむ
- 視野欠損
硝子体出血の検査・診断
眼底検査 - 瞳孔から目の中の状態を調べる
超音波検査 - 目の中の状態を調べる
- 出血が多い場合、眼底検査では
網膜 の状態を確認できないため、行われることがある
硝子体出血の治療法
硝子体出血のタグ
硝子体出血に関わるからだの部位
