まんせいびえん
慢性鼻炎
鼻の粘膜が慢性的に赤く腫れている状態
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最終更新: 2017.12.06
慢性鼻炎の基礎知識
POINT 慢性鼻炎とは
慢性鼻炎は鼻粘膜の慢性的な炎症です。症状は鼻づまり、鼻水などがあります。原因は化学物資や物理的な刺激、血圧を下げる薬や血管を収縮させる薬の副作用などがあります。画像検査で慢性副鼻腔炎の有無や、血液検査でアレルギー性鼻炎の有無を調べます。慢性鼻炎ではアレルギー検査はすべて陰性です。治療は鼻の炎症を抑える目的でステロイド点鼻薬を用います。鼻粘膜の腫れが強く生活に支障をきたす場合は、手術治療を行うことがあります。鼻づまりうや鼻水の原因は他にもありますので、症状がある場合は耳鼻咽喉科に受診しましょう。
慢性鼻炎について
- 鼻の粘膜が
慢性的 に赤く腫れている状態ウイルス や細菌 の感染による急性鼻炎を繰り返した場合、あるいは長引いた場合に起こる
- 主な原因
- 弯曲によって広くなった鼻腔(鼻中隔弯曲症)側の粘膜の腫れ
- 化学物質
- 物理的な刺激
- 降圧薬や末梢血管収縮薬の副作用
- 大きく2つのタイプに分けられる
- 単純性鼻炎
- 肥厚性鼻炎
慢性鼻炎の症状
- 主な症状
- 鼻づまり
- 鼻水
- 鼻の粘膜の腫れ
- 単純性鼻炎の場合
- 片側あるいは左右交代に症状が起こる
- 肥厚性鼻炎の場合
- 両側に同時に症状が起こる