びちゅうかくわんきょくしょう
鼻中隔弯曲症
左右の鼻腔(鼻の穴)を分けている壁である鼻中隔がゆがみ、左右のどちらかに曲がっている状態
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最終更新: 2020.03.05
鼻中隔弯曲症の基礎知識
POINT 鼻中隔弯曲症とは
鼻腔(鼻の穴の中)を左右に分ける壁である鼻中隔が曲がり、左右のどちらかの鼻腔が狭くなったことで症状がでた状態です。思春期に鼻中隔が大きく成長する過程で曲がりますが、曲がりの程度が強い場合は鼻づまりの症状がでます。診断は鼻腔内の視診をし、必要に応じて鼻腔内を細いカメラで観察したり、CT検査を行います。症状が強い場合は、手術で曲がった鼻中隔の一部を摘出します。鼻づまりの原因は他にもありますので、症状がある場合は耳鼻咽喉科を受診してください。
鼻中隔弯曲症について
- 左右の鼻腔(鼻の穴)を分けている壁である鼻中隔がゆがみ、左右のどちらかに曲がっている状態
- 鼻腔を構成する骨の成長スピードに差がある事が原因
- 思春期に鼻中隔(
軟骨 )が大きくなる一方で、頭蓋骨の発達はそれほど大きくならないため、鼻中隔にゆがみが生じる - 女性よりも男性に多い
鼻中隔弯曲症の症状
鼻中隔弯曲症の検査・診断
内診 :鼻腔の中を見て広さを調べる頭部CT検査 :副鼻腔の広さを調べる
鼻中隔弯曲症の治療法
- 手術
- 鼻中隔矯正術:症状が重い場合は、手術で鼻の通りを良くする(出っ張った部分を切除する)
- 予防として、鼻を触らないようにすること(触ると粘膜が刺激され、出血しやすくなる)が重要
- 市販の薬の中には、常用すると鼻づまりを悪化させる可能性があるものもある
鼻中隔弯曲症のタグ
鼻中隔弯曲症に関わるからだの部位
