がくかんせつしょう

顎関節症

口を開くときに音が鳴ったり、顎に痛みがあって口が開きにくくなる状態

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11人の医師がチェック 81回の改訂 最終更新: 2017.06.15

顎関節症の基礎知識

顎関節症について

  • 口を開くときに音が鳴ったり、顎に痛みがあって口が開きにくくなる状態
  • 顎の関節がずれてしまい、開けたり閉めたりするためのスペースが狭くなる
    • そのことで関節がこすれて音が鳴り、炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るを起こす
    • 最近では顎を動かす筋や腱に問題があると報告されている
    • 顎の周りの筋肉は首や肩と繋がっており、頭痛や肩こりも引き起こされる
  • 主な原因
    • 歯を食いしばる
    • 歯ぎしり
    • 食習慣
    • 噛み合わせの異常
    • 精神的ストレス
      ・日本では成人の約半数近くに顎の不調を感じている人がいる
  • 発症症状や病気が発生する、または発生し始めること頻度は、歯科受診患者総数の約10%とされている
    • 20代〜40代の女性に多い

顎関節症の症状

  • 顎自体の症状
    • 顎を動かしたときの筋の痛み
    • 顎を動かしたときの顎関節の痛みやカチッ、ゴキゴキという音
    • 開口障害
  • その他に見られる症状
    • 頭痛
    • 首から腕へ放射状に広がる痛みとこわばり
    • めまい
    • 耳詰まりや耳の痛み
    • 睡眠障害

顎関節症の検査・診断

  • 症状の詳細な問診医師が、ある症状や病気についての経過を聞き、質問を繰り返すこと:痛みの出る顎の動きやその他の症状について
  • 画像検査:関節に炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るが起こっていないか、関節にずれがないかなどを調べる
    • 頭部レントゲンX線(放射線)を使って、体の中の状態を簡易的に調べる画像検査
    • 頭部CTX線(放射線)を用いて頭の中の状態を調べる検査。脳出血や水頭症の確認などに使われることが多い
  • 場合によっては頭部MRI磁力(電磁波)を用いて、頭の中の状態を調べる検査。脳梗塞の診断などに用いられることが多いや顎関節鏡関節の中に小さいカメラを入れて、関節内部の状態を調べる検査視検査(内視鏡自在に曲がる管の先にカメラがついていて、体の奥を覗くための機械。有名なのは胃カメラや大腸カメラだが、様々な太さや用途があるを使って関節内を観察する)なども行う

顎関節症の治療法

  • セルフケア
    • 柔らかいものを食べる(炎症体の免疫が防御反応を起こしている状態。原因は、感染、けが、免疫の異常(アレルギーなど)と様々。免疫が強く反応することで、熱、腫れ、痛みなどが出るがある間はあまり負荷をかけない方が良いため)
    • 日常の姿勢や動作を中心とした生活習慣を指導する
    • 顎に負担をかけないよう心掛ける
    • 口は閉じておく
    • 肩や首のストレッチを行う
  • 対症療法病気による症状自体を抑えるための治療。病気の根本の原因を治す治療(根本治療)と区別される
    • 薬物治療
      ・痛み止め:痛みが強いときに使用する
      ・筋弛緩薬:頭痛や肩こりが強いときに使用する
    • リハビリテーション
      ・場合によっては物理療法(温熱や冷却、レーザーなどの物理的な刺激を使って治療すること)を行うことがある

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診療科口腔外科