いっかせいのうきょけつほっさ
一過性脳虚血発作(TIA)
脳の血流が一時的に悪くなり、脳梗塞のような症状が短時間現れて消える病気。数日以内に脳梗塞に進行する可能性がある
20人の医師がチェック 237回の改訂 最終更新: 2017.12.06

Beta 一過性脳虚血発作(TIA)についての医師コメント

TIAは、脳梗塞の前兆症状です。「これから気をつけるようにしよう」というだけでなく、TIAと診断されたその瞬間から対策を取り始めることが重要です。
例えTIAの症状がすっかり治ってなくなってしまったとしても、最初の数日間が最も重要です。「またあさって受診するから、とりあえず今日は薬とか検査は要りません」というのではなく、必要と判断された薬はすぐに飲み始めることや、入院が必要と判断されたら、たとえその場では症状が何もなくとも入院して追加検査を行うことをお勧めします。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.03.10

市場で魚の卸をしている50代の男性。毎朝3時起きで競りをして、お寿司をたくさん食べて運動をしない人でした。重度の糖尿病でHbA1cという検査は11位だったと思います。近所の内科からの糖尿病の薬は飲んだり飲まなかったり。そんなある日競りをしているときに突然、ろれつが回らなくなりました。市場の仲間が救急車を呼びました。病院到着時にはなんでもなかったようにしています。「はやく大事な競りにもどせ!!」とおっしゃっています。しかし、残念ながら、今競りに戻ると明日には言葉を全くしゃべれなくなってしまっている可能性があります。これがTIAの怖いところです。すぐに首のエコーの検査をすると、首の血管が90%近く、脂かす(プラーク、動脈硬化)で詰まっていました。すぐに血液サラサラの薬を飲み始めて、2週間後にCAS(首の血管をカテーテルで広げる治療)を行いました。
治療後は3日で退院。元気に市場で大きな声で働いていらっしゃるそうです。サラサラの薬は今後も飲み続けます。


匿名協力医師
実際の治療例
2015.02.23

TIAが一番怖いのは、一度起きたけどすぐよくなったから大丈夫!と思ってしまいやすいからです。残念ながらTIAが一度起きてしまった場合は、今後はその一時的に起きた症状(手のしびれ、ろれつが回らないなど)が、ある時を境に一生続くかもしれない(脳梗塞になってしまう)怖い病気です。ある意味では、神の知らせのようなもので、「ここで治療すれば脳梗塞にならずにすむから病院に行きなさい」、という大事な警告ですので、ぜひ病院に来て治療や脳梗塞の予防をしてください。


匿名協力医師
患者さんへのメッセージ
2015.02.23

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