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肝受容体シンチグラフィー
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

検査部位

肝臓

対象疾患

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変肝細胞がん肝内胆管がん転移性肝がん など

概要

肝受容体シンチグラフィーは、肝臓の機能を評価できる検査です。肝臓のがんなど、肝臓の切除が必要なときに、肝臓が手術に耐えられる状態であるかといったことも調べることができます。肝受容体シンチグラフィーは放射線を出す物質(放射性同位体)を使用するので被ばくします。
導入している病院は限られており、どこでも受けられる検査ではありません。

メリット

デメリット

  • 被ばくする

詳細

シンチグラフィーとは、画像診断法の一つです。まず、放射線を出す検査用の薬剤(放射性同位体)を体内に注射します。その後、放射線を検出することで、薬剤の分布を画像上に表すことができます。
肝臓にはアシアロ糖タンパクという物質に結合する受容体が存在します。肝受容体シンチグラフィー検査で用いる薬剤は、アシアロ糖タンパクに放射性同位体をつけたもので、これも受容体と結合します。肝臓の機能が低下すると、肝臓にある受容体が少なくなって結合する検査用の薬剤の量も減少します。これによって肝臓の障害の程度がわかり、手術方針の決定する際などに役立てられます。

検査の流れ

  1. 検査は核医学検査室にて行う
  2. 検査台に仰向けになる。検査中、身体は動かさないようにする
  3. 放射線を出す物質(放射性同位体)で目印をつけた薬剤を静脈注射する。薬剤は血流に乗って肝臓へ運ばれる
  4. 薬剤の注射直後から20分間くらい続けて撮影する
  5. 終了後、すぐに帰宅可能

検査を受ける際の注意点

  • 検査前の食事制限はありません。
  • 静脈注射の針を刺すときに少し痛みを感じるかもしれませんが、そのほかに強い痛みを感じることはありません。
  • 検査中、身体は動かさないようにしてください。
  • 体内に入った放射性物質は微量で、時間とともに排出されるため、心配は必要ありません。
  • 妊娠中の場合は原則として行いません。妊娠中、妊娠の可能性がある方は、医師に相談してください。
  • 授乳中の場合は乳児への放射性同位体の移行を防ぐため、しばらく授乳をやめてもらうことがあります。
  • 検査後数時間は妊婦や乳児に接触しないようにしてください。

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